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ドットくんが口を尖らせ、その口の周りに唾がついているため多分ドットくんがやったんだろうな…ということは分かったのだが…分かったのだが…！！
ニーア(分かりたくなかった…ていうかやって欲しくなかった…うう…寒気する…)
私は思わず自分の腕をさすった。
マッシュ「………は？」
とマッシュが一言呟く。なんか怖い。()
ドット「殺す！！」
とドットが怒りのこもりまくった声で叫んだ。
ドット「オレはなぁ！女にチヤホヤされてる男が死ぬほど嫌いなんだよ！！
お前はマジでウザい！！殺す！！3回は殺す！！」
人は1度死んだらそれっきりなんだよ！とツッコみたいが、この雰囲気の中、ツッコめる勇気は私にはなかった。
ドット「そもそもおかしいだろうが！！
世界の男女比率は1:1のはずだろ！？
なのになんでオレを好きになる女の子がいないんだ！？
そう答えは簡単！！
お前みたいな調律を乱す輩がいるからだ！！
お前みたいな奴のせいでこの世は少子高齢化まっしぐらだよ！！
誰かオレで妥協しろよ！！
だからオレは決めたんだよ…
魔法局に入り、イケメンのいない世界をつくるとなぁ！！」
と、血涙を流して叫ぶドットくん。
これはそろそろ落ち着かせないとまずいのでは？と思い、
ニーア(誰か…)
と思って振り返ると、みんなは既に遠い所でわいわい話していた。
ニーア(なんで離れる時私を誘わなかったの！？)
と私は静かに唇を噛み締めた。
ドット「ダラァアアア聞けコラァア！
オレみたいなタイプは無視が1番傷つくんだぞ！！」
ニーア「あぁあああの！ドット…くんも、十分…イケメン…だよ…？」
とりあえず落ち着かせるのに必死になって、褒めてみると
ドット「ﾍｧｯ……」
と言って固まってしまった。
いや、むしろこれでいいのかもしれない。
よかねえよ。by作者
すると、先生が私たちの前に立って話し始めた。
「今回はアドラとレアンの寮合同課外授業を行う。
報酬は銅か銀の
気を引き締めるよう…」
そう言って先生が課題内容の説明を始めた。
「課題内容は森サソリ退治だ。
森サソリの額にある石を取ってこい。
銅の
見分け方は簡単だ。
額の石が四角いと銀相当だ。」
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作者名：イルカ x他1人 | 作成日時：2024年3月6日 19時
