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ランス「コイツを眠らせると普通の薬草になる。」

と言ってランスくんが顔のなくなったマンドラゴラを掲げる。

ランス「ここからが調合だ。調合は比較的は比較的簡単だ。よく見ておけ。

これを」

と言うとランスは物凄い速さで

ランス「こうして」

微塵切りにし

ランス「こうして」

浅めの鉄鍋で炒め

ランス「こうすると…」

塩的な謎の調味料をさながらプロのシェフのように人差し指と親指を擦り合わせながら振りかけて…

ランス「こうなる。」

マンドラゴラの調合をあっという間に終わらせた。

フィン(全然簡単じゃねーーーー!!)

マッシュ「心得た。」

フィン「絶対ウソでしょ!!」

いつものマッシュのことだし、適当に言っているのだろうと私も思ったが

マッシュ「いやほんとに…魔法以外は任せてよ。」

フィン「……」

というものだから、じゃあ任せてみようかなと思い、しばらく見物する事にした。

マッシュ「これを

こうして

こうして

こうすると…」

と、手順は見ていて問題ない。

マッシュ「こう。」

しかし、完成したのはシュークリームでした。

フィン(全然できてねーーーーー!!

なんでシュークリームになってんの!?)

まあこうなることは大体予想できていたので、私はあまり驚かなかった。

ランス「お前ふざけてるだろ。」

マッシュ「ふざけてません。」

ランス「いいからオレの指示通りに作れ。」

マッシュ「ハイ。」

こうしてランスくんが見ながらならマッシュでも安心だろう。

そう思っていた頃が私にもありましたとさ。

オイやめろ。(ネタバレ)by作者

ランス「まずこれをこう」

マッシュ「ハイ」

ランス「それでこれを入れろ」

マッシュ「ハイ」

ランス「よく混ぜて」

マッシュ「ハイ」

ランス「最後にこれを足して」

マッシュ「ハイ」

ランス「よし」

しかし、完成したのはシュークリームでした。(2回目)

ランス(なんでだ……!!一からオレが見てたはずなのになんでシュークリームになってやがる!?)

ランスくんはぽかんと口を開けていつもは見せないような顔をしていたのでしっかり目に焼き付けておこうと思う。

やめてさしあげろ。by作者

ランス「お前戦うこと以外は引くほどポンコツだな」

マッシュ「まぁね。」

ニーア(なんで自慢気なのさ…)

ランス「まぁいい…一言言っておく。」

そう言って三角巾を外しながらランスくんは話し始めた。

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作品ジャンル:ギャグ
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作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年3月6日 19時

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