検索窓
今日:2 hit、昨日:17 hit、合計:1,417 hit

ページ13

自分にウソしか言わないランスに

アンナ「んぅ〜!」

頬を膨らませたアンナだったが、すぐ悲しそうな顔をして俯いた。

アンナ「…アタシ聞いたよ。お兄ちゃんがイジめられてる子を助けたって…

それで目つけられてこんなケガしてくるんじゃないの?」

自分の推測に何も言わないランス。

アンナ「もう…」

またもやアンナは頬を膨らませるも

すぐに顔をあげるとはにかんで

アンナ「でも、アタシはお兄ちゃんのそういう不器用で優しいところ、大好きだよ!」

と言われたランスは、少し俯くと優しく微笑んで

ランス「そっか。」

と呟いた。

アンナ「あ、動かないでよ!」

が、妹にはバッチリ叱られた。

___________________________________________

ニーア「い"い"話"た"な"ぁ"あ"!!!」

あの…ちょっと邪魔なんで下がっててもらえません?

ニーア「これでも一応主人公なんですが!?」

まああんなのは置いておいて…

ランスはこの幸せが一生続くものだと思っていた。

あの出来事が起こるまでは…

___________________________________________

ランス「アンナ…アンナ…!」

とある知らせを受けて階段を駆け上がるランス。

向かうのはもちろん愛する妹の部屋。

息を切らしながらも扉を開けると、そこには

自身の両親と、ベッドで苦しそうに息をしながら横たわるアンナがいた。

ランス「アンナ…」

ランスは目を見開いた。

「アザが消え、魔力を失っていく難病らしい…

お医者様によればもって5年だそうだ…

このまま魔力を失えばアンナは国に渡すしかない…」

「そうね…これは仕方がないこと。

どうして私の血からこんな子が…」

「これはお前のためでもあるんだぞ。ランス。」

父親がランスの肩に手を置いた。

ランスは両親の話を唖然としながら黙って聞いていた。

ランス(そんな…そんな理不尽なことがあってたまるか…

オレの妹は何もしてないんだぞ…!)

ランスは泣きそうに顔を歪めると、肩に触れている父親の手を振り払った。

ランス「触るな!!

お前らなんかもう親じゃない!!

アンナは!!…アンナは…オレが…」

そこまで言って俯くと、拳を強く握りしめた。

ランス(この腐った仕組みを作ったのは…魔法局…

オレが…神覚者になって、必ずお前を助けてやる…!!)

___________________________________________

ランス(お前のためなら、兄ちゃんは…)

そこでランスさんは手にしたビンを手放した。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
設定タグ:MASHLE , マッシュル , 愛され   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年3月6日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。