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この世で1番尊いもの…

ニーア「レモンちゃんかな。」

レモン「ヤダちょっとニーアさんったら…♡」

マッシュが呆れたようにこちらをチラリと見た。

なんでそんな目で見られなくちゃならないんだ。()

マッシュ「んー…シュークリーム」

ランス「違う」

マッシュ「( ˙-˙ )

…人の命」

ランス「違う」

マッシュ「( ˙-˙ )

…愛」

ランス「違う」

マッシュ「…自由」

ランス「違う」

マッシュ「…シュークr/ランス「違う」

なんでシュークリームトライした?

すると、ランスさんはガッと自身の顔を手のひらで覆って激昂した。

ランス「違う。違う違う違う!!

なぜ即答できない…!

1+1=(イコール)2、黄色と青を混ぜれば緑…

決まりきった答えだ…!」

マッシュ「つまりこの世で1番尊いものとは…?」

と、マッシュが聞くと、覆っていた顔を上げて

ランス「オレの妹だ。」

と言い切った。

マッシュ「……価値観は人それぞれなんじゃ…」

とマッシュがごもっともな返しをする。

しかしそれが聞こえていないのか聞こえた上でなのか

ランス「ほとほと愛想が尽きる。

この世はバカばっかりでな。」

と言うランスさん。

ニーア(いや最近はそういう発言とかするとすぐ叩かれるよ…!)

と私は内心ヒヤヒヤしていた。

マッシュ「こわっ」

マッシュがそう呟いたかと思うと、ランスさんがビンを手にして崖っぷちに立つ。

そして、手にしたビンを崖から落とそうとする。

ニーア(…!?なんで…)

ランス「このビンをここから落とす。さらにオレの重力魔法で加速させる。

お前はコイツらを助けるためにビンを拾おうとするだろう。

オレはそこを攻撃させてもらう。」

と淡々と話していくランスさん。

おそらく自分の勝ちを確信しているのだろう。

ランス「悪いな。(オレは妹のためならどこまでも非道になれる。

どこまでも…)」

____________________________________________

アンナ「お兄ちゃん!またケンカしたでしょ!」

と、ランス・クラウンの妹。アンナ・クラウンは怪我をして帰ってきたランスを叱っていた。

ランス「してない。」

アンナ「絶対ウソ!!ほら座って。治してあげる」

そう言ってランスをベッドに座らせた。

アンナ「なんでケンカしたの?」

ランス「派手に転んだ。」

アンナ「お兄ちゃんウソが下手!!てかウソつく気ないでしょ!!」

ランス「あるよ。」

・→←第9話 マッシュ・バーンデットとお兄ちゃん



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作品ジャンル:ギャグ
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作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年3月6日 19時

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