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ページ44

ロイド「……ふーん…」

とロイドが呟いた瞬間、

大量の糸がフィンに襲いかかる。

フィン「!?」

避けられない…!そう思ったとき、

フィンは誰かに体を押されて廊下に転がった。

フィン(誰…!?)

そう思って自分のいた場所をバッと見ると

ニーア「う…ぐ…ッ」

糸に繋がれて顔を顰めるニーアがいた。

自分の代わりに魔法を受けてしまったのだと気がついて

フィン「…なん…で…」

と弱々しく声を発するフィン君に、私は

ニーア「…友達…だから!」

と笑って返した。

フィン君が目を見開く。

すると

ロイド「…つまらない。つまらないよ君。」

とロイドが言った途端、私の頭がぐっと上に持っていかれる。

ロイド「僕を退屈させたんだから頭をつけて謝らないと。」

と同時。

私の頭がすごい勢いで廊下に落ちていく。

ニーア「ッ!?」

フィン「ニーアさん!!」

ゴッという嫌な音が鼓膜を震わせる。

____________________________________________

マッシュ「フィン君どこいったんだろ…間違えて教科書持って帰っちゃったよ…」

とマッシュは教科書を手にしてフィンを探していた。

すると、

ゴッ

という音が遠くから聞こえてくる。

しかもそれは一度だけでなく、連続して何度も聞こえてくる。

マッシュ「ん?なんだ今の音…」

気になったマッシュがそこへ向かうと

ニーア「ッ…はぁ…はぁ…」

フィン「…う…」

額からぼたぼたと血を流してうずくまっているニーアとフィン。

それを楽しげに見下ろすロイドがいた。

ロイドがマッシュの存在に気がついた瞬間、糸がシュル…と体を離れた。

ニーア「マッ…シュ…ごめん…友達…守れな…かっ…た…

と言い終えると、力尽きたようにガクッと顔を伏せて、動かなくなった。

フィン「マッシュくん…」

ロイド「マッシュくんじゃん…」

マッシュ「……何してるの?」

と、いつもの調子で自身に話しかけるロイドに質問すると

ロイド「謝ってもらってるんだ。この2人が調子に乗っちゃったからね。」

と言うロイドを無視して、2人の元へ駆け寄った。

ニーアは目は閉じているものの息はしている。多分気絶しただけだろう。

そう判断し、フィンに声をかけた。

マッシュ「大丈夫?フィンくん…」

フィン「…うん」

マッシュ「でも傷が…」

と言うマッシュの言葉を遮って

フィン「そんなことより…マッシュくん…」

マッシュ「?」

フィンがぽたぽたと涙を流し、口を開いた。

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作品ジャンル:ギャグ
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あやなみ。(プロフ) - イルカさん» 遅くなりごめんなさい!!ありがとうございます!イルカさんのボードに返事送りました!ボード返事待ってます! (4月14日 15時) (レス) id: a35c692ff9 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - あやなみ。さん» いいんですか!ありがとうございます!ぜひお願いします! (3月22日 16時) (レス) id: 6fba0695af (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - イルカさん» こんにちは、とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます! (3月21日 15時) (レス) @page50 id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 皆様ノリ良すぎ…なんか後ろをちょこちょこついてくる雛みたいでかわ…//(なんか失礼) (3月1日 21時) (レス) id: d56883c9cd (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - シャーペンの端さん» ウェェア( ˙-˙ ) (2月29日 5時) (レス) @page34 id: de84221f17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年2月17日 22時

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