・ ページ5
レグロ「向き向き向き向き向き向きィィィィィィィ!」
とレグロがツッコむも
マッシュ「おかしいな。ハマらない。」
とまるで聞こえていないのか、扉を横に持ったまま壁に打ちつけ続けていた。
レグロ「いや向きィ!!」
やっと少し聞こえたのか扉を打ちつけながら顔だけ振り返って
マッシュ「えっ?なんて?」
レグロ「それを一度やめろォオオ!」
マッシュ「俺の尻を舐めろ?」
レグロ「イヤァアアアアアア!」
とレグロが叫んだ瞬間、ついに扉がバキィッと音を立てて壊れた。
完全に壊れた。
マッシュ「あっ。……ごめんじいちゃん。」
レグロ「う…うん…まあ…うん…(悪意はないんじゃよなぁ…素直だし…)」
するとそこに
?「うーわっ…また扉壊してんの?いい加減覚えようよ…あと引き戸じゃなくて開き戸だから。」
とツッコむ少女が現れた。
彼女はニーア・シトロン。訳あってこの家に居候させてもらっている。
ニーア「…ってか、今日のメニューもうこなしてたんだ。」
マッシュ「もちのろん」
と答えたマッシュだったが、何かを思いついたように一息ついて、2人に聞いた。
マッシュ「……ずっと気になってたんだけどなんで筋トレばっかり……」
その質問を聞いた2人は言葉に詰まった。
レグロ「お前は……(普通の人とは違う……他の人と違って魔法が全く使えないのもそのせい…だからせめて……)」
思い詰めたような表情をするレグロを見て
ニーア(バーンデットさん…)
ニーアも心配そうな表情をしうつむいた。
しばらくの沈黙の後
レグロ「いやいいんじゃ…また話す。」
マッシュ「?」
レグロはくるっと身を翻して
レグロ「それよりワシは少し出かけてくる。何回も言っているが、ワシがいない間に…
街へ行ったりするんじゃないぞ。」
と厳しい目でマッシュに忠告した。
マッシュ「うん。行かないよ。」
レグロ「そうじゃな…マッシュは素直で良い子じゃ…では、行ってくる。」
そう言って家を出て行った。
ニーア「(素直と言うか…単純の間違いでは…?)…っと、じゃあ私は扉の修理するね。」
マッシュ「いつもありがとう。」
「よーし…」と腕まくりをするニーアの後ろで、マッシュはとある紙を見ていた。
そこには
『ゴブリンシュークリーム
スペシャルメニュー
本日限り
お買い求めを』
と書いてあった。
マッシュ「…ごめんじいちゃん。ニーアちゃん。背に腹は変えられないんだ。」
20人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやなみ。(プロフ) - イルカさん» 遅くなりごめんなさい!!ありがとうございます!イルカさんのボードに返事送りました!ボード返事待ってます! (4月14日 15時) (レス) id: a35c692ff9 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - あやなみ。さん» いいんですか!ありがとうございます!ぜひお願いします! (3月22日 16時) (レス) id: 6fba0695af (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - イルカさん» こんにちは、とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます! (3月21日 15時) (レス) @page50 id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 皆様ノリ良すぎ…なんか後ろをちょこちょこついてくる雛みたいでかわ…//(なんか失礼) (3月1日 21時) (レス) id: d56883c9cd (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - シャーペンの端さん» ウェェア( ˙-˙ ) (2月29日 5時) (レス) @page34 id: de84221f17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年2月17日 22時