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とロイドは私を指さして言った。

ニーア「…言わない。」

と私が言うと

ロイド「ふーん…」

と返される。それがなんだか不気味で、ゾワッと体が小さく震えた

ロイド「まあいいや。待ってるよ」

マッシュ「……はぁ…」

とマッシュは返事ともつかない声を発した。

そして一方。

校舎の影になる誰もいない所。

ロイド「おい〜なに負けてんだよ〜」

とロイドは仲間の頭にポンと手を置くと

ロイド「ホント情けないよな〜」

と言って仲間の顔を殴った。

しかも1回じゃない。

ロイド「逆にからかわれちゃってさ〜とんだ失態だよ。言われたこともできないなんて。」

と何度も殴りながらいつもの笑顔で話すロイド。

拳が顔を直撃するたび、仲間の男は苦しそうにうめく。

ロイド「僕はからかってこいって言ったんだけど…まあ…いっか。

楽しそうなオモチャ2つも見つけたし。」

と楽しげに呟いた。

そして一方マッシュたちは

廊下を歩きながらフィンと話していた。

マッシュ「なんなのあの人…」

フィン「キャベル君は僕と同じ内部進学組さ。」

マッシュ「でもなんでみんな怯えていたんだい?」

どうやら、マッシュもみんながロイドを恐れていたことには気がついていたらしい。

フィン「……それは…」

ニーア「魔法局の高官の息子だから…だよね?」

と私が言葉に詰まったフィン君の代わりに説明する。

フィン「ニーアさん…知ってたんですか?!」

ニーア「うん…ここに来る前、事前にいろいろ調べてたんだ…」

マッシュ「ああ、だから入学前によく街に行ってたのか。ボクはてっきりシュークリームを代わりに買いに行ってくれてたのかと。」

と過去の話にふけっていたが、

ニーア「そうだね…まあシュークリームはほぼついでみたいなもん……じゃなくて!この世界で魔法局は、絶対的な権力をほこる存在なの。」

マッシュ「…??」

マッシュが気難しそうに首を傾げる。

ニーア「…まあ、簡単な話。逆らうと退学させられる…だよね?フィン君。」

と、ここからはフィン君の方が詳しそうだと思い、私はフィン君に話を振り、手帳とペンを手にした。

フィン「あっ…う、うん…ここの教頭がかなり深い関係らしくて、少しでも気に入らないと辞めさせられるんだ…

僕は内部生だから中等部の頃から嫌という程見てきたよ。

辞めさせられてからも嫌がらせが続いた家もあるらしい…

だからみんな言うことを聞くんだ…怖いからね…」

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作品ジャンル:ギャグ
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あやなみ。(プロフ) - イルカさん» 遅くなりごめんなさい!!ありがとうございます!イルカさんのボードに返事送りました!ボード返事待ってます! (4月14日 15時) (レス) id: a35c692ff9 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - あやなみ。さん» いいんですか!ありがとうございます!ぜひお願いします! (3月22日 16時) (レス) id: 6fba0695af (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - イルカさん» こんにちは、とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます! (3月21日 15時) (レス) @page50 id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 皆様ノリ良すぎ…なんか後ろをちょこちょこついてくる雛みたいでかわ…//(なんか失礼) (3月1日 21時) (レス) id: d56883c9cd (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - シャーペンの端さん» ウェェア( ˙-˙ ) (2月29日 5時) (レス) @page34 id: de84221f17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年2月17日 22時

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