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第4話 マッシュ・バーンデットと箒の対決 ページ33

魔法界、イーストン魔法学校。

「今日は最も基礎的な『鍵を開ける』呪文を学びましょう。では私がまずお手本を見せます。

『オプティアース』」

そう言って先生が南京錠に向かって杖を振ると、ガチャと音を立てて鍵が開く。

魔法学校とは、見習いの魔法使い達が魔法を学ぶための教育機関。

「鍵を開けるイメージを魔力で送り込みます。それでは実際にやってみましょう。」

と、先生が言うのを皮切りに、生徒たちが一斉に呪文を唱え始める。

すると、ある1人の生徒が南京錠のシャックルを掴み力を入れて引っ張る。

マッシュ「ふん」

と生徒がシャックルを折り、無理矢理鍵を開けた。

そう。ここは…

見習い魔法使い達が魔法を学ぶための教育機関(2回目)

マッシュ「……先生…開きました。」

と、生徒…マッシュ・バーンデットが先生に報告すると、先生はにこやかな表情を一変させて怒鳴った。

「いやっテメっそうじゃ…そうじゃねぇだろうがあああ!

ここ魔法学校なんですけど!?魔法を学ぶところなんですけど!?」

と、先生は一心不乱に喚きちらす。

すると

マッシュ「いや自分…」「あ"あ!?」

マッシュが控えめに口を開いた。

マッシュ「魔法とかそういうの苦手なんで。」

「なんでここにいんの!?」

まあそう思うのも無理はないだろうと思った。

多分先生と同じ立場だったら、私も同じ疑問を抱いていたと思う。

マッシュ「前途多難ですなこれは。」

「なんで他人事みたく言ってんだぁ!!どうなってんだよ神経!!」

それをすぐ近くで見ていた黄色いメッシュの少年は

?(今年の編入生はどうなってんだ…?明らかにやばい奴が入ってるじゃないか…絶対に関わりたくないな…)

と、そそくさとマッシュから離れるように移動するメッシュくん(仮名)

その後ろでは

マッシュ「神は死んだ。」

「なんだこいつ急にマジで!!コワっ!」

なんて会話が繰り広げられていた。

とりあえず、私も早く終わらせよう…そう思い杖を南京錠に向けて振る。

ニーア「オプティアース」

まあ私の魔力だし、開かないだろうな…と思っていたが、1発で南京錠からカチャッと鍵が開く音が聞こえてきた。

ニーア「えっ!?あ、開いた!?」

もしかして、私のだけ少し緩かったのかな…?

なんて思っていた。

そう。この時は。

まあ、この話は後々していくとしよう。

今最も重要なのは、私たちの様子を廊下からにこやかな《作り》笑顔で見る人物だった。

ニーア「……」

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作品ジャンル:ギャグ
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あやなみ。(プロフ) - イルカさん» 遅くなりごめんなさい!!ありがとうございます!イルカさんのボードに返事送りました!ボード返事待ってます! (4月14日 15時) (レス) id: a35c692ff9 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - あやなみ。さん» いいんですか!ありがとうございます!ぜひお願いします! (3月22日 16時) (レス) id: 6fba0695af (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - イルカさん» こんにちは、とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます! (3月21日 15時) (レス) @page50 id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 皆様ノリ良すぎ…なんか後ろをちょこちょこついてくる雛みたいでかわ…//(なんか失礼) (3月1日 21時) (レス) id: d56883c9cd (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - シャーペンの端さん» ウェェア( ˙-˙ ) (2月29日 5時) (レス) @page34 id: de84221f17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年2月17日 22時

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