愛され最弱少女。〇〇を味方につけます！？【MASHLE】【愛され】

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マッシュ「…急がねば。」

とマッシュがレモンに背を向けて走り出したその時。

レモン「レビオス・カフス！！」

と呪文を唱える。

するとマッシュの腕と足が拘束されてしまった。

マッシュは動けなくなり、ズザザザザ…と倒れてしまった。

マッシュ「なんじゃこりゃ。」

すると、レモンが口を開く

レモン「…ずっと、騙しててごめんなさい…諸事情により、ゴールさせる訳にはいきません。足止めさせていただきます。」

マッシュ「諸事情って？」

と倒れたままマッシュが聞くも

レモン「いっ…言いたくないから諸事情なんです！！」

と返されてしまう。

すると、マッシュが手足を拘束されたまま起き上がる。

マッシュ「騙されていたのか…」

レモン「ムダですよ…それは人間の力では外せません。」

と忠告を受けるも

マッシュ「悪いけど…僕にも諸事情があるんだ。」

そう言うと手の拘束をバキン！といとも簡単に破壊した。

レモン(はわーーーー！？)

レモンは驚愕のあまり開いた口が塞がらなかった。

そして瞬く間に足の拘束も破壊すると

マッシュ「じゃ。」

と言って走り去って行った。

取り残されたレモンはぽかん…としていたものの、すぐに目的を思い出して

レモン「まっ…まずい！！追いかけて足止めしなきゃ…」

と言って走り出そうとした時

？「朝には4本足。」

と後ろから声が聞こえてきた。

レモン「え…？」

振り返るとそこには、巨大なスフィンクスの様な魔物がいた。

左手には武器を持っている。

スフィンクス「昼には2本足。夕方には3本足の生き物は、なーんだ。」

レモンは生唾をごくりとのんで

レモン「……絶対、ヤバイやつじゃないですか…」

と呟いた。

レモン(いや…所詮はテスト。私の魔法でここは…)

と杖を手にしたとき、

パシィッと武器によって杖が弾き飛ばされてしまった。

スフィンクス「我が問いに答えよ。」

とスフィンクスが言い放つ。

その瞬間、レモンはペタッ…とその場に座り込んでしまった。

レモン(だめだ…腰が抜けて…ｯ、まずいまずい…なぞなぞ？どうしようどうしよう…朝が4本足、昼が2本足、夜が3本足…あ…ダメだ…動揺で頭が回らない…！)

手の甲をドクドクと血が伝う。

すると

スフィンクス「タイムアーップ。汝に罰を与える。」

と武器を振り上げた。

レモン「助けっ…！」

と声をあげそうになるも、すんでのところでやめた。

レモン(違いますね…これは確かに罰…自分のために他人を騙した…)

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