・とある少女の回想（☆） ページ11
ニーア「…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
私は吹雪の吹き荒れる山の中を1人彷徨っていた。
何故だか分からない。目が覚めたらここにいた。しかし気を失う前の記憶が全くない。
残っている記憶と言えば名前がニーア・シトロンであること。歳は6歳であることそしてこの世界の仕組み。
それだけだった。
ただひたすら、どこを目指すわけでもなく、突き刺すような寒さの中を、歩いて…歩いて…歩き回った。
そしてふとしたとき、ある木造の一軒家を見つけた。
私は猫がマタタビに吸い寄せられるようにふらふらとした足取りでその一軒家へ向かった。
もうあたりは真っ暗で、家主はもう寝てしまっている可能性もあった。しかし私は、それを気にすることなく、扉をノックした。
…
……
………
しかししばらくしても誰も出てこない。
やはり眠っているのかと絶望し、また歩き出そうとしたところで、扉が開いて、少年が出てきた。
アザのない少年だった。
その少年は、何も言わずに私を招き入れてくれた。
そして私を椅子に座らせると
マッシュ「ん。」
とクッキー生地の中にカスタードクリームの入った物を私にくれた。
ニーア「……？」
私が不思議そうにそれを眺めると
マッシュ「…シュークリーム。美味しいよ。」
ともっもっ…とシュークリーム？を頬張りながら教えてくれた。
恐る恐るかじってみると
クッキー生地のサクッとした感触と香ばしさ。そしてクリームの濃厚な甘味が口いっぱいに広がった。
ニーア「ん、ん……」
私は夢中になってシュークリームを食べた。すると、それを見ていた少年が、ふとぎょっとしたように目を見開いてこちらを見ていた。
気がつくと、私の頬を大量の水が伝っていた。
私の異変に気がついた彼はどこかへ走っていき、老人を連れてきた。
老人は私の話を聞くと
レグロ「そうか…辛かったな。ワシはレグロ・バーンデットじゃ。大丈夫。これからはワシらがついてる。」
そう言って2人は優しく私を抱きしめてくれた。
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あやなみ。(プロフ) - イルカさん» 遅くなりごめんなさい！！ありがとうございます！イルカさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (4月14日 15時) (
レス) id: a35c692ff9 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - あやなみ。さん» いいんですか！ありがとうございます！ぜひお願いします！ (3月22日 16時) (レス) id: 6fba0695af (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - イルカさん» こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！ (3月21日 15時) (レス) @page50 id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - 皆様ノリ良すぎ…なんか後ろをちょこちょこついてくる雛みたいでかわ…//（なんか失礼） (3月1日 21時) (レス) id: d56883c9cd (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - シャーペンの端さん» ｳｪｪｱ( ˙-˙ ) (2月29日 5時) (レス) @page34 id: de84221f17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルカ x他1人 | 作成日時：2024年2月17日 22時
