【HQ】たぬき系女子とキツネ系男子【二口堅治】

19匹目 ページ21

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「おはよ」







「おー」







結局私が二口に教えることになり、部活あるから朝しか無理くない？

となって朝から集まることに









「めっちゃ眠い、今日やめねぇ？」







そういって思い切り伸びをして、机にぐったりとうなだれた



いやいや、お前。







「それ私頑張ってこの時間に来た意味が」









いつも通りふざけて返しても、机に伏せたままの二口







「え、なに、そんなに眠いの？

むしろ体調悪い？大丈夫？」









「…悪かったな」








「え？ 何が？」









「…俺と2人で勉強すんのやだろ、お前」






んんんん？？







「まってまってまって、なにがどうしてそうなったの？」








「…あんだけ嫌がってたじゃんか」








「…あぁ、

嫌がってたけど嫌がってないよ？」








「日本語でしゃべれねぇの？ お前」








「言い方酷すぎない？ねぇ」







教えるってなった時のこと、気にしててくれたんだ…

というか変な気回しするせいで誤解産んでるじゃんもう！









「つまりなんなの、どーゆーこと」








「え？！ えー…っとね、つまり

、、、嫌なのはそのことじゃなくてあのことで、だからこのことに関しては嬉しい的から気にしなくていいんだよな？」








「こそあど言葉乱発すんなよ、なんも伝わんねぇ！」








「いんだよ伝わんなくて！！」








由紀音と小原の根回しはうざいから嫌だけど、二口と2人で勉強できるのは嬉しい



なんてそんなの伝わったらもろ好きですって言ってるようなものじゃんか！！








「はぁ？！ わかるようち言えよ！」








「言わないわバーカ！

ない脳みそ使ってせいぜい考えてください！！」








「チッ」








「ねぇ舌打ち聞こえてるからね？！


…てかやろ、やらなきゃ終わらないし、せっかく朝早く来たんだしさ」









「へいへい」








納得のいかない顔でプリントにジャーペンを走らせる二口







黙ってたらただかっこいいのにな…








「…そんなに見られると気になるんだけど」







「へ？！

あ、いやごめん…」









やばい、無意識だ…

いよいよ末期だな、私









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