12 幼なじみポジション ページ12
紫耀 ｢まぁー、廉はアホやし大丈夫やろ｣
｢紫耀に言われるほどアホってこと？｣
紫耀 ｢うん。｣
｢ならいいけど。ちゃんと誤解といてね｣
紫耀 ｢わかってる。｣
｢あざーす。紫耀、今から買い物いくけど何かいる？｣
紫耀 ｢俺行きたい！｣
｢紫耀が行ってくれるの？ありがとう｣
紫耀 ｢違う違う！Aと行きたい｣
｢それはファンにバレたら最悪なことになるからなー｣
紫耀 ｢なんやそれ……今の状況でもバレたら最悪やんか……。
クリスマスだってふたりで過ごしたし、大丈夫！｣
｢んー、バレたら抹茶アイス奢ってよ｣
紫耀 ｢はいはい笑笑｣
紫耀side
初の俺サイド。
俺はAのことが小さい頃から好きだ。
恋愛として。
Aは素直で感動系の映画とか見るとすぐ泣く人で
性格は冷たかったり、優しかったりする性格で
でも、すごく助けてもらってることばっかり。
そんなAのことが本気で好きやけど本人は全く俺には振り向いてくれない。
幼なじみという最高のパターンを使っているのに本人は気づかないし、
彼氏とかいらないとか言うし……
本当に最悪な状況
今だって買い物に一緒に行ってるのに手なんか繋げないし触れることなんて
出来ない。
もし、幼なじみを卒業した時、Aは
俺の気持ちをちゃんと受け止めてくれんのかな？
｢紫耀？どしたー？さっさと車回してー｣
紫耀 ｢わかってる。｣
｢あー、この音楽山下智久くんの曲じゃん。本当に紫耀
山下智久くん好きだよね｣
紫耀 ｢好き。憧れてるからね。でもAのほうがす……｣
｢このパンケーキ美味しそう！みてみて！｣
紫耀 ｢美味しそうやな。これ駅前のやん｣
｢紫耀知ってんの？｣
紫耀 ｢こここの前行ったからね｣
｢そうなんだー｣
多分Aと俺の関係はまだ幼なじみというポジションだ
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作者名：ほしぬ | 作成日時：2018年2月12日 16時
