太陽と向日葵 (ページ7)

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「…はぁ、私やっぱりこの仕事向いてないのかも…」

真「またそんなこと言ってる」

玲「お前他にできる仕事ないんだから続けろよ」

隼「また意地悪言う！」

外国のお客さんの対応、もちろん英語だったんだけど

てんぱっちゃって受け答えうまくできなくて

相手も困ってたな、真理さんが助けてくれたけど

亜「でもまだ1年目だしさ、Aちゃんが受付にいるだけで元気貰ってんの俺だけじゃないと思うけど」

…亜嵐くん、優しすぎる

玲「ちょっと、口説くの辞めて貰ってもいいっすか」

真「玲於の妹だもんね」

玲「…まあそんなとこかな、とりあえず俺のなんで」

玲於くんの妹かあ

同い年なんだけど明らかに玲於くんのほうが

しっかりしてるし頭だっていい

隼「で、どうします？ゴールデンウィーク」

真「バーベキューとかは？川で」

亜「いい！肉食えるし」

バーベキューなんていつぶりだろう

大学の友達と2年くらい前の夏にしたっけ

暑くて火の近くにいるの嫌だったっけな

玲「亜嵐くんの車5人乗れんの？バーベキューなら荷物も結構多くなると思うけど」

亜「ちょうど5人乗り！荷物は…なんとかなる」

ほんとかよ、なんてみんな笑ってて

この人たちに出会えてよかったなって改めて思った

嫌なことなんて忘れちゃうくらい楽しいから

じゃあ詳細はラインで！ってみんなで会社に戻った

真「ねえ、本当に玲於の事お兄ちゃんって思う？」

「…え？」

真「こんなに仲良くて家も近くて何もないなんてあり得るのかなーって」

…たしかに

家も隣の隣で夜に部屋に呼んだこともある

だけど何とも思わなかったし

ただただ楽しいだけ

でも玲於くんはどうだろう

私と同じふうに思ってるのかな

本当は私のこと嫌いだったりして

それか私のこと好きだったりして

…そんな訳ないか

「玲於くんは私のお兄ちゃんで、玲於くんからしたら私はただの妹です」

真「これからが楽しみだね」

「…これから？」

ほら仕事！ってはぐらかされちゃって

どうゆう意味？

これから？

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