太陽と向日葵 (ページ41)

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玲「…あ、そろそろ本題いっていい？」

「本題？」

玲「うん、…あ、ぬか漬けうめえ」

「でしょ、これママの手作りでね、送ってもらったの」

玲「へえ、俺の母親ほぼ料理しねえんだよな、」

「玲於くんのママってどんな人なの？」

玲「とりあえず若くて怖い」

「若くて怖い…」

玲「…まってまって、俺の母親なんてどうでもいいんだわ、話逸れすぎ」

「あ、本題？だっけ？」

なに？って聞いてもずーっと

心の準備が…とか訳の分からないこと言ってる

「ねえ、早くしてよ」

玲「…わかったよ、」

「うん？」

玲「…クリスマスイヴ、一緒にいて」

「…あ、」

玲「…わかってる、亜嵐くんにも誘われてるでしょ、」

「もうひとりって玲於くんか…」

玲「…お前が、行きたい方行け」

じゃあな、ご馳走さまって早足にうちから出てって

玲於くんが食べたご飯のお皿と

玲於くんの香水の匂いだけが残された部屋

…クリスマスイヴ、か

亜嵐くんにもラインの返事しないと

リビングに置いてある姿見にふと映った自分

なんだか、悲しそうな顔してて

自分なのなに、自分じゃないみたい

クリスマスイヴまであと3日

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