太陽と向日葵 (ページ31)

今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:41,544 hit

31 ページ31

.

玲於side

亜「え、隼寝坊？」

「‥らしいよ、行こ」

俺が家出ようとした時間に寝坊したって連絡きて

急げば間に合うかも、みたいな事言ってたけど

結局間に合わなくて亜嵐くんと2人、会社に向かう

あぁ、まじで気まずい

別にいいんだけどさ、ふつうに仲良いし

でもなんか、なんか気にしちゃって

こうゆう時先に口を開くのはいつも亜嵐くんで

亜「昨日さ、お笑いやってたじゃん？」

「あー、やってたね」

亜「あの番組俺まじで大好きでさ、」

話し始めちゃえばなんの問題もなく話せる

全然楽しくしてられるし、本当気持ちの問題

会社に入ってAと真理さんに挨拶して

いつも通り、エレベーターに乗る

亜「そろそろクリスマスだね」

「…あー、そうだね」

お互いの気持ちを知ってる俺らだからこその

気まずい空気が流れて

エレベーターの短い時間がものすごく長く感じる

もちろんお互いに一緒に過ごしたいのはAな訳で

亜「…俺さ、」

「うん？」

亜「…Aちゃんの事、クリスマス誘おうと思ってる」

「…俺も誘うけど？」

亜「だと思った、」

俺ららしく、最後まで堂々と勝負しような

そう言われてそれぞれのデスクについた

…言っちゃったよ、誘うって

気持ちの整理も何もできてないのに

勢いと負けたくないって気持ちが先走って

どうなっていくんだろう、これから

.