太陽と向日葵 (ページ14)

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最近野菜不足だし

玲於くんも野菜食べてないだろうから

玲「なんできゅうり買う訳？」

「え、きゅうり大好きだから」

玲「…ちょっと何言ってるかわかんねえわ」

カゴからきゅうり取り出して

元の場所に戻しちゃった玲於くん

「…あ、きゅうり」

玲「いいから、ほら肉みよ、肉」

「あ、これバーベキュー持ってったら最高なやつ！」

玲「…もう明後日か」

明日会社に行って

その次の日はバーベキュー

たのしみだな、

玲「あ、ププのご飯とか買っといたら？」

俺いるしちょっとくらいなら持ってやるって

おっきい袋のドッグフードふた袋も買って

そのほかにもペットボトルの飲み物とか

食材もいっぱい買った

玲「…貸して」

「いいよ、このくらい持てる」

玲「いいから」

結局私は軽いの一袋とププのリードしか持たなくて

ほかのは全部持ってくれた玲於くん

疲れたーって

ソファに袋ぶん投げて

寝そべってる

その上に乗っかって遊んでってしてるププ

本当に玲於くんに懐いてるみたいで尻尾の動きが止まらない

玲「何作ってくれんの？」

「ローストビーフ」

玲「お前そんなしゃれたもん作れんの？」

「ママのね、得意料理だったから」

かたまり肉を野菜の皮とかと一緒に

アルミで包んでじっくり焼くの

あれ大好きで、上京する前ママに教えてもらった

たまに焦げちゃうんだけどね、大体はうまくいく

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