君 の 声

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______Aside








生意気でとにかく反抗的な私を見捨てないで

優しくしてくれたのが登坂先生だった

入院生活に楽しみを与えてくれたのも登坂先生






でも一昨日、急に " 新しい先生が来るよ " って

私にそう言った





登坂先生がいいのに って思ったけど

大好きな登坂先生には迷惑かけたくなくて言えなかった





昨日から私の担当になった先生は ちっちゃくて白い

これが第一印象

でもやっぱり登坂先生がいいなあ、なんて思ってたら





" コンコン "




あ、玲於先生かな って思って寝たふりしてたら







臣「おい、起きてんだろ」


「…登坂先生！」


臣「なんで玲於にひどいこと言った？」


「…言ってないよ」






登坂先生、なんかちょっと怒ってて

酷いことって多分 登坂先生がいい って言ったことだよね





臣「…怒るよ？」





登坂先生は怒ると本当に怖い

担当だった時、怒られて何回泣かされたかってくらい

黙り込んだ私に登坂先生は






臣「嘘。怒んないからさ、玲於ともちゃんと話してみてよ。玲於、いいやつだから」


「…うん」






玲於先生がいい人なことくらいわかってる

でも登坂先生がここまで言うなら本当にいい人なんだろう






臣「じゃあ俺、行くね。おやすみ」


「おやすみ」









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