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「ゆっくりでいいからさ、話聞かせて」


A「…別に話すことなんてない」


「あ、じゃあ俺が何個か聞きたいことあるから聞いてもいい?」







昨日は " 玲於先生 " って呼んでくれただけでめちゃくちゃ嬉しくて意外と簡単かも。なんて思ったけど


思ったより全然大変で






A「…」






おれが何言っても返事してくれないから

無理に聞くのも良くないと判断して

質問するのを諦めた






A「…ねえ、怒った?」


「ん?あ、え?」


A「怒ってないか…」





どこか安心したような表情を浮かべて


ベッドの中に潜り込んじゃったAちゃん






「また明日ね、」





そっと扉を閉めてデスクに戻った


しばらくパソコンで作業をしてたら臣さんが戻ってきて





臣「お疲れ、Aと喋れた?」


「お疲れ様です。全然です、昨日なんて登坂先生がいい なんて言われたんすよ、俺」


臣「…え、喋ったの?」





びっくりしたように目を見開いてる臣さん





「一言二言ですけど…。あ、でも今日は 別に話すことなんてない って言われちゃいました」


臣「まじ、あいつそんなこと言った?あとでちょっと怒っとくわ」


「え、いや。大丈夫っすよ」


臣「…でもすげえじゃん、あいつ俺ん時なんて初日ガン無視で2日目でようやく頷いてくれるようになったんだよなあ確か」


「…え、」






すげえな玲於ーって臣さんめちゃくちゃ嬉しそうにしてて


Aちゃんのこと本当に大事にしてたんだろうなあって。





「…あ、Aちゃんが今日 怒った? って聞いてきて。ものすごい不安そうな顔で」


臣「あー、俺が担当だった時の事かも」





臣さん、さっきも " あとでちょっと怒っとくわ " なんて言ってたし


本気で怒ったりもできるくらいの信頼関係、築いてたんだろうなあ…






臣「A、人見知りだけど悪いやつじゃないからさ。ちょっとのことは許してやって」


「わかりました」






たくさん話してくれたわけでもないのに


あの子の声、なんか耳に残ってて


ふとした瞬間に思い出す


なんでだろう?







「…よし。頑張れ、俺」









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ゆらん(プロフ) - syuraaaaさん» コメントありがとうございます。続き書けそうだったら書いてみますね! (2017年11月28日 21時) (レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
syuraaaa(プロフ) - 出来たら次編も書いてほしいです、 (2017年11月28日 21時) (レス) id: 9355953dfa (このIDを非表示/違反報告)
ゆらん(プロフ) - あいさん» え!嬉しいです!ありがとうございます( ; ; ) (2017年10月24日 21時) (レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
あい - ゆらんさんのお話全部読みました!更新頑張ってください! (2017年10月24日 13時) (レス) id: 32ccc18883 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらん(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます!コメント嬉しいです。 (2017年10月15日 17時) (レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆらん | 作成日時:2017年10月14日 20時

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