検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:58,574 hit

11 ページ11

.






ひたすらパソコンにデータ打ちこんでふと時計を見ると23時になったところ






「お先に失礼します」


臣「ん、お疲れ」





臣さんに挨拶して薄暗くて気味の悪い廊下を急ぎ足で歩く





「…怖すぎでしょ」





そう呟かずにはいられないほど気味悪くて

エスカレーターなんてとっくに止まってるから

ここの医者専用のエレベーターで1階に下がった






" あ、玲於先生! "





Aの声が聞こえた気がしたけどもう23時

消灯の時間なんてとっくに過ぎてるし

Aの病室は3階。ここは1階。






A「聞いてんの?」


「はっ!?」





肩をポンとされて自分でも情けないなあと思うような声が出た


恐る恐る振り返ると声の主はやっぱりAで


さっきのも空耳なんかじゃなかったんだ







「今何時だと思ってんの?」


A「んー、23時?」


「わかってんじゃねえかよ。笑」





戻れ戻れって言いたいところだけど

院内とはいえこんな時間に1人で歩かせるのは可哀想で結局またエレベーターに乗り込んだ





「なあ、どうやっておりてきたの?」


A「階段つかった」


「怖くねえの?」


A「慣れた。9年もいたらもう家同然だし」


「臣さんに見つかってたらぶっとばされてたんじゃない?」





冗談っぽくそう言ったら




A「…そうかも」




って一気に不安さ全開って顔するA





「なにしてたの?」




病室に入って布団かけてやりながらそう聞いたら


微妙な間があって





A「…電話してたの。おやすみ、玲於先生」




そう言って反対側向いちゃって


…電話?こんな時間に誰と?


しかもわざわざ人のいない1階で








「あ、隼」


隼「玲於?あーよかった。一緒に帰る人見つけた」





正直俺もめちゃくちゃ安心してる


こいつとはほんとに家近いからぎりぎりまで1人になることないし





隼「にしてもこの病院暗過ぎねえ?」


「患者寝てんだから仕方ねえじゃん」


隼「玲於この時間までなにしてたの?」


「データ打ちこんでた」


隼「心理カウンセラーも楽じゃないね」





あたりめえだろ、って心の中で突っ込みながら

これからなに食おうかなあって考えてた






隼「玲於、ラーメン食ってこ」


「この時間にラーメンはやばいだろ」


隼「いいじゃんいいじゃん」





結局隼おすすめのラーメン屋に連れてかれて


がっつりラーメンと餃子まで平らげてお互い家に帰った







.

12→←10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
312人がお気に入り
設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS , LDH
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆらん(プロフ) - syuraaaaさん» コメントありがとうございます。続き書けそうだったら書いてみますね! (2017年11月28日 21時) (レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
syuraaaa(プロフ) - 出来たら次編も書いてほしいです、 (2017年11月28日 21時) (レス) id: 9355953dfa (このIDを非表示/違反報告)
ゆらん(プロフ) - あいさん» え!嬉しいです!ありがとうございます( ; ; ) (2017年10月24日 21時) (レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
あい - ゆらんさんのお話全部読みました!更新頑張ってください! (2017年10月24日 13時) (レス) id: 32ccc18883 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらん(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます!コメント嬉しいです。 (2017年10月15日 17時) (レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆらん | 作成日時:2017年10月14日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。