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Aside




ハナちゃんがほとんど作ってくれたご飯

あったかいうちに亜嵐に持ってって って頼まれて

コンコンって 亜嵐くんの寝てる部屋、ノックする

どうぞ〜って声が聞こえて、ゆっくり入ると

さっきより赤い顔した亜嵐くんがベッドに横になってた




亜嵐「…あんま近くいるとうつっちゃうかも。ちょっと熱上がってきたし」


A「わたし以外と体強いから」


亜嵐「ふは、ほんと?笑」


A「うん、ほんと。それよりこれ、ハナちゃんがほぼ作ったんだけど…食べれそうだったら食べて」




うまそーってちょっと笑ってくれたから

わたしもなんか安心しちゃって

大丈夫そうかなって部屋、出ようとしたんだけど




亜嵐「…もうちょっとここいてよ」


A「…え?」


亜嵐「…あ、ほら、熱出てる時ってちょっと寂しくなんじゃん?笑」


A「それちょっとだけわかるかも。笑」




でしょ って笑う亜嵐くん、でもやっぱり辛そう

冷えピタおでこに貼ってて 髪も寝癖、すごくて

なんだろう、ちょっとドキドキする


亜嵐くんが食べ終わって、お皿まとめて

今度こそリビング行くね って言ったら

そっか、ってふにゃって笑って

熱たかそうだし薬持ってこよう、そう思って亜嵐くんに背中向けた時




A「…ちょ、亜嵐くん…」




後ろから ぎゅって抱きしめられて

なにが起きてるか、わからなかった

服越しにじんわりあつさが伝わってきて

心臓、痛いくらいドキドキしてる




亜嵐「…ごめん、熱でおかしくなったかも」


A「…寂しくなるもんね、熱出ると」


亜嵐「あは、ごめんごめん。笑」




大人しく寝てるわ って反対側向いてそのまま寝ちゃって

一気に熱くなったほっぺ、抑えて

お皿、部屋に置いたままって事なんて気付かないで

そのままリビングに戻った




ハナ「あれ、A顔真っ赤じゃん!」


A「…あ、いや、なんかこの部屋暑くない?」


ハナ「えーそうかな?玲於も向こうから帰ってきてからなんか変だし。2人ともうつった?」


玲於「…ばかじゃん、こんな一瞬でうつんねーよ」


A「…え、玲於くん向こうの部屋来たっけ」


玲於「…あー、トイレ行っただけ。…それだけ」


ハナ「亜嵐のとこ行ったんじゃなかったの?」


玲於「ちげえよ、トイレ」




さっきから目も合わせてくれない玲於くんにちょっと違和感を感じたけど

別に気にしてなかった

急に機嫌悪くなることなんて、よくあるし




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ゆらん(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます!スノードロップ出てきました、、! (2018年8月11日 0時) (レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
らら - スノードロップ出てきましたね!この花がどう関係していくのか楽しみです。応援してます! (2018年8月10日 23時) (レス) id: 7f9d02892e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆらん | 作成日時:2018年8月8日 20時

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