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玲於side
朝、大好きな彼女に れお、起きて。って起こされる
…なんて事がある訳もなく
寝相が悪すぎるAの足が腹に飛んできて飛び起きた
玲於「…子供か」
玲於くんに似てる、とか言う理由でプレゼントされた
クマのぬいぐるみ、抱きしめて幸せそうに眠るA
なんか可愛くてさ、付き合えないのはわかったからせめて、
せめてこれくらいって撮ったストーリー
親しい友達 だけに公開されるあの緑のやつ
普段は亜嵐くんにも見えるけど、これだけは非公開にした
せめてもの、俺へのご褒美
もうちょい寝るか なんて目を閉じた瞬間かすかに聞こえたインターホンの音
玲於「…うわ、」
亜嵐「…やっぱり」
玄関に置いてあるAの白いスニーカー
それを見つけて怒ったような 悲しいような表情の亜嵐くん
亜嵐「携帯繋がんないし既読にすらなんないと思ったらこれかよ、笑」
玲於「…亜嵐くんが1番わかってんでしょ、俺とAがそうゆう関係にならない事」
亜嵐「……まあね、だって俺の彼女だし？」
嫌味たっぷりにそう返してくる亜嵐くんはいつもみたいな余裕はなくて
必死だった とにかく必死だった
…だったらなんで、なんでもっと大切にできねんだよ
っていう怒りと同時に、俺には無理だ っていう敗北感
玲於「…起きるまで待ってれば」
亜嵐「んーそうさせて貰おっかな」
玲於「なんなら俺外出とくけど」
亜嵐「いやここ玲於んち。笑」
玲於「ふは、…もう起こしてやれば？」
そうだな、なんて優しい顔で寝室に行く亜嵐くん
結局昨日の女の人が誰かも聞けない臆病な俺
Aに聞こえたら、Aが知ったら
なんて思いからその話題にすら持ってけなくて
…なんかもう、疲れたわ、こんなの
A「…おはよう、玲於くん」
玲於「…相変わらず寝顔ブスだったよ」
A「…またそれ言う」
亜嵐「ゴキブリ出たから帰れなーいってよ、このお嬢さん」
玲於「退治してやれよ。……彼氏なんだから」
Aが何考えてるかはわかんないけど
空気だけはいつも通りの俺らで
もちろんAと亜嵐くんの関係も元に戻ってた
親友と好きな子が付き合ってて
それをぼーっと見てるだけの俺
こんな情けねえこと、ある？
多分この瞬間、俺はどこかおかしくなった
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ゆらん(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます！スノードロップ出てきました、、！ (2018年8月11日 0時) (
レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
らら - スノードロップ出てきましたね！この花がどう関係していくのか楽しみです。応援してます！ (2018年8月10日 23時) (レス) id: 7f9d02892e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらん | 作成日時：2018年8月8日 20時
