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玲於side
話が長えんだよ、なんて思いながらぼーっと進路指導の話聞いて
あいつどこにいっかなって探し回る
いねえじゃん
玲於「…めんどくせえ〜」
なんて1人で呟きながら、あいつに電話かけても出なくて
亜嵐くんにかけても出ないから、この時点でちょっと嫌な予感
気づいたらもう早足になってて、なんなら走ってる
自販機のかど、曲がってすぐ目に飛び込んで来た
Aと亜嵐くんが並んで喋ってるところ
1番一緒にいて欲しくない2人
俺が近づけないように必死になってた2人
もう嫌な予感しかしなかった
玲於「A？」
ハナ「あ、いた！もーどこ行ってたの？」
亜嵐「まあ…ちょっとね、ね？Aちゃん」
A「え？…うん」
ハナ「…なに！もしかして？」
亜嵐「俺ら、付き合う事になった」
ハナ「きゃー！！おめでとう！もう、言ってよA！」
A「ほんっとに今なの。5分くらい前。笑」
亜嵐「そ、5分前。笑」
…5分前
5分俺が早く戻ってれば
いや、あの時、亜嵐くんと2人で話したあの時
俺も好きだからって言ってれば
俺の方がチャンス、あったよな、多分
…いや、絶対
玲於「…おめでとう、俺ちょっと飲み物買ってくるわ」
ハナ「え？持ってんじゃん、コーラ」
玲於「そうゆう気分じゃねーの、水飲みたい」
さっき曲がったかど、曲がって自販機の前に立つ
別に水なんて買わなくたっていいんだけどさ
コーラだってさっき買ったばっかだし
でも、なんとなく100円の水、買った
隣の自販機に売ってるパックのミックスジュース
…これ、あいつ高校の時毎日飲んでた
100円いれて、ボタンを押そうとして手が止まる
そうじゃん、あいつ亜嵐くんと付き合ったんじゃん
返却レバーを押して、ガシャンって100円が戻ってくる
A「ねえ、どうしたの？」
玲於「…うわ、なんでいんの？」
A「なんで？…んー、どうしたのかなって」
玲於「…別になんでもねえよ、ほら彼氏んとこ戻れ」
A「玲於くんのおかげだよほんと！ありがとう！」
玲於「…そうだよ、俺に感謝しろ」
A「する！なんでも言うこと聞く！」
玲於「なんでも？」
A「うん。あ、お金ちょーだいとかはなしね？」
玲於「うわ、金貰おうと思ったのに。笑」
A「最低！」
いつもとなんも変わんないこの会話も
距離が遠くなったような気がした
…まあ、理由なんてわかってんだけど
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ゆらん(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます！スノードロップ出てきました、、！ (2018年8月11日 0時) (
レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
らら - スノードロップ出てきましたね！この花がどう関係していくのか楽しみです。応援してます！ (2018年8月10日 23時) (レス) id: 7f9d02892e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらん | 作成日時：2018年8月8日 20時
