12 ページ12
.
Aside
A「ハナちゃん！…と、亜嵐くん！元気になったんだ、よかった」
亜嵐「おかげさまで〜、おはよ、玲於」
玲於「…うん」
亜嵐「あ、Aちゃん。あの時タオル忘れてったみたいでさ、落ちてた！」
A「ごめんね、どこにあった？」
亜嵐「…ベッドの下」
そう言って申し訳なさそうにちょこっと笑った
…覚えてるの？昨日のこと
どうしよう、恥ずかしくて目、見れないや
亜嵐「はいこれ。…ごめんね、昨日」
ハナ「ごめんねってなんかあったの？」
亜嵐「…まあ、ね？」
ハナ「えー気になるー、ねえ玲於！」
玲於「…あ？あー、うん」
亜嵐「…あは、ほら興味なさそうじゃん」
ね？って私に笑いかけてくれて
1日中、その時のことが頭から離れなかった
授業中も先生の話が右から左にさーって全部、流れていって
お昼の時も、私の斜め前に座ってる亜嵐くんの目が見れなかった
1日中ぼんやりしてて、もう気づいたら帰り
外に出たら、結構寒くてぼーっとしてたのが一気に覚めた
玲於「さっむ、早く帰ろ」
A「えーちょっと付き合って」
玲於「…どこ行きたいの」
A「ホームセンターか花屋さん」
玲於「…どっちですかー」
A「ホームセンター！」
スノードロップの種、買ったのはいいけど
植木鉢とか全部実家に置いて来ちゃってたみたいで
せっかくだし新しいの買おうって
私達のマンションの奥にあるホームセンター
思ったより植木鉢、いろんなのあってめちゃくちゃ悩んだけど
玲於くんが意外と真剣に選んでくれて、おっきいのとちっちゃいの、3つずつ買った
A「…私も持つってば」
玲於「…だからいいって、お前絶対割る」
A「割らないよ、子供じゃないんだから」
玲於「どー見たって子供だろ」
A「ならそっちだって子供じゃんか」
玲於「…うるせえな」
A「1個！1個持つ！」
玲於「…うるさい」
結局全部持ってくれて、玄関まで運んでくれた
お礼も兼ねて、ご飯作ってあげるって言ったら
やったーって子供みたいに喜んで、自分の家みたいにくつろいでる
テレビでも見てて って言おうと思って振り返ったら
もう見てるし、リモコンでがちゃがちゃチャンネル変えてた
…ほんと、こどもみたい
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 381人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆらん(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます！スノードロップ出てきました、、！ (2018年8月11日 0時) (
レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
らら - スノードロップ出てきましたね！この花がどう関係していくのか楽しみです。応援してます！ (2018年8月10日 23時) (レス) id: 7f9d02892e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆらん | 作成日時：2018年8月8日 20時
