狂愛 (ページ40)

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玲於side

「A、送る」

A「…えー」

「えーじゃない、ほら早く」

A「会わせてよ、玲於くんの友達」

「友達…まあ友達か」

A「紹介してくれないの？」

「…うん、しない」

A「…意味わかんない」

「いやいや、意味わかんないじゃなくて…」

会いたい、だめ、やだ、だめ

小さい子供と親みたいな会話、ずっとしてたら

渡してあった合鍵で入ってきた隼…とメンバー達

まじかよ…

横にいるAを軽く睨むとささっと逃げてって

隼くーんって話しかけてやがる

だから嫌なんだよ…

涼太くんの王子様みたいな笑顔

龍友くんの甘い声

亜嵐くんの彫りの深い顔

裕太くんの優しさ

メンさんのノリの良さ

隼の話やすさ

Aがもし俺以外に惚れたらどうする？

そんな事を考えてる俺をよそに

誰この子！？って盛り上がるメンバー

隼「玲於、やばくない？」

「…忘れてた」

涼「玲於の彼女？」

A「そうです！」

亜「…臣さんの？」

A「そうです！」

いや、そうです！じゃねえよ…

どの質問にも馬鹿みたいに正直に答えるAに

少し呆れつつも簡単に今までの事、説明した

龍「…玲於、案外肉食系か？」

「ちょ、やめてよ」

亜「…てことは？今は浮気関係…？」

「ではない」

涼「へえ、いつから？」

「…1時間くらい前から」

裕「…随分最近やな」

なんとかみんなに理解してもらって

勝手に自己紹介し出したAを引っ張って

「…お前まじで静かにしとけ」

A「えー」

「えーじゃねえよ、まじであいつらに近づくな、危ないから」

A「…危ない？」

「特に龍友くん亜嵐くん涼太くんあたり」

A「危ない人なの？」

「…そっちじゃねえよ、」

どうしてこうも話が通じねえのかな

いっそ寝室にでも閉じ込めとこうかな、

亜「そんな心配しなくても誰も取んねえよ」

涼「メンバーの彼女取るほど悪趣味じゃないでーす」

龍「どっかの誰かとは違って浮気なんてしないから大丈夫や」

「ちょ、龍友くん…」

冗談じゃん、って笑いながらリビング戻ってった3人

ああもう、酒くせえ

A「…ね？誰も取らないって」

「…おめえだよ、1番心配なのは」

A「約束してるから大丈夫！」

「…はあもう、好きにして」

リビングに戻ると酒やらお菓子やらがめちゃくちゃ置いてあって

もうすでに何人かは酔っ払ってる

まじかよ、

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