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11 ◆ ページ11

侑李side

A「行ってきまーす」


そう言ってAさ……お母さんとお父さんは


手を繋いで仲良さそうに家を出て行った。


残った僕らのことなんて頭に無いかのように。


涼「いや、ふざけんなよ。早々何だよ」


……涼介くんがイライラとそんな言葉を吐きつけた。


ビクッとなって、お兄ちゃんの後ろに隠れる。


大「……侑李、大丈夫だよ」


怯えた僕に気づいた涼介くんが


申し訳無さそうに眉を下げたのを見て、


お兄ちゃんが慌てて僕を宥める。


慧「えっと……んじゃ、何て呼べばいい?」


気まずくなった空気を掻き消すように


涼介くんのお兄ちゃんがそう言った。


大「ぁ、そっか。えっと、俺は大ちゃんとか……


好きに呼んで!」


お兄ちゃんの後に続いて僕も言う。


侑「……侑李」


何か付け足した方が良いのだろうけど、


人見知りな僕は軽くパニック状態で、


上手な言葉なんて何も思いつかなかった。


無愛想とか、思われたかな……


心配になっていると、慧くん? が言った。


慧「ん、りょーかい。大ちゃんと侑李な」


目を合わしてニコッと微笑んでくれる。


あぁ、この人なら好きになれる____


そう思った瞬間だった。

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かりん(プロフ) - 碧依さん» ありがとうございます。もう一度ちぃなと話し合ってみますね! (2017年2月25日 17時) (レス) id: d57e0d73b6 (このIDを非表示/違反報告)
碧依(プロフ) - そのまじでままがいいです! (2017年2月25日 17時) (レス) id: ace4060630 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 415号室さん» ありがとうございます。 (2017年2月23日 22時) (レス) id: d57e0d73b6 (このIDを非表示/違反報告)
いのたんきんぐ - そのままでお願いします! (2017年2月23日 22時) (レス) id: 773fb43a56 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - JUMPingポン酢さん» ありがとうございます! (2017年2月23日 5時) (レス) id: d57e0d73b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちぃな  かりん x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年1月14日 18時

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