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侑李side
A「行ってきまーす」
そう言ってAさ……お母さんとお父さんは
手を繋いで仲良さそうに家を出て行った。
残った僕らのことなんて頭に無いかのように。
涼「いや、ふざけんなよ。早々何だよ」
……涼介くんがイライラとそんな言葉を吐きつけた。
ビクッとなって、お兄ちゃんの後ろに隠れる。
大「……侑李、大丈夫だよ」
怯えた僕に気づいた涼介くんが
申し訳無さそうに眉を下げたのを見て、
お兄ちゃんが慌てて僕を宥める。
慧「えっと……んじゃ、何て呼べばいい?」
気まずくなった空気を掻き消すように
涼介くんのお兄ちゃんがそう言った。
大「ぁ、そっか。えっと、俺は大ちゃんとか……
好きに呼んで!」
お兄ちゃんの後に続いて僕も言う。
侑「……侑李」
何か付け足した方が良いのだろうけど、
人見知りな僕は軽くパニック状態で、
上手な言葉なんて何も思いつかなかった。
無愛想とか、思われたかな……
心配になっていると、慧くん? が言った。
慧「ん、りょーかい。大ちゃんと侑李な」
目を合わしてニコッと微笑んでくれる。
あぁ、この人なら好きになれる____
そう思った瞬間だった。
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かりん(プロフ) - 碧依さん» ありがとうございます。もう一度ちぃなと話し合ってみますね! (2017年2月25日 17時) (レス) id: d57e0d73b6 (このIDを非表示/違反報告)
碧依(プロフ) - そのまじでままがいいです! (2017年2月25日 17時) (レス) id: ace4060630 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 415号室さん» ありがとうございます。 (2017年2月23日 22時) (レス) id: d57e0d73b6 (このIDを非表示/違反報告)
いのたんきんぐ - そのままでお願いします! (2017年2月23日 22時) (レス) id: 773fb43a56 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - JUMPingポン酢さん» ありがとうございます! (2017年2月23日 5時) (レス) id: d57e0d73b6 (このIDを非表示/違反報告)
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