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ああ、本当にいつの間にこんな感情を抱いてしまっていたんだろう。自覚したら何かが変わってしまいそうで、それこそ天眼で見抜いてしまわれそうでずっと避けてきた。だけど、この感情が外に出てきてしまったらもうどうにも出来ない。醜いなあ、嫉妬なんて。
廊下の奥へと消える二人から目を逸らして食堂に向かう。もやもやした気持ちのまま、今日は一人で酒盛りでもしようかな、と考える。それこそいつもならイライさんを誘ったりするんだけどね。今後普通に接していけるか非常に不安だ。
食事の後、一人で酒飲んで色んなこと忘れちゃおうと考えてお酒が置いてある自販機でいつもより少しだけ強めの度数の物を買った。あんまり飲むと気持ち悪くなっちゃうから程々に。明日の生活もあるわけだし。
ガチャン、と取り出し口に出てきた桃色の缶を取り出すと、こちらに向かってきている人影がいることに気がついた。あれは…サベダーくんかな？
「よお。お前が酒飲むなんて珍しーな」
「はは、まあね…ちょっと」
早く眠りたくて、と零すと不思議そうな顔をしてそうか、と呟いた彼。我ながら意味深なことを呟いてしまった自覚はある。だから気にしないでもらうように適当な言い訳をしようとしたがそれよりも早く「じゃあ一緒に飲んで忘れちまおうぜ。一人より二人の方が楽しく飲めんだろ」と言われてしまった。
この何気ない私の一言で気を使ってくれて言ってくれであろう言葉なので無下にすることも出来ず、また心のどこかでは誰かに聞いて欲しいという思いもあったのでそれを了承してしまった。
まあ、その結果がこれだ。
「もーーーわかんないよぉお…サベダー、イライさんに聞いてきてよお」
「………お前飲むとダル絡みすんのな。今度から一緒に飲むのやめよ」
「ねえひどい！！！ひどいよ、サベダー！！！泣いちゃうぞ！！！」
「どうでもいいけどなんでサベダー呼びなんだよ気持ち悪いからやめてくれ」
もやもやした感情を取り払うようにお酒が進み、それもいつもより強いもので、またサベダーくんという割と心を許した人が近くにいたからかべろんべろんに酔っ払ってしまった。明日は頭痛に苛まれる日かな…。
「ねえ…イライさんは私のことどう思ってるかな。やっぱり友達かな…」
「どうって…そりゃ、…………」
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フルリ(プロフ) - ここさん» コメントありがとうございます！私も何回もコメントしていただけて嬉しいです…！とても嬉しい言葉をこんなにもいただけて書いている身としては有難い限りです(∩´∀`∩)次回作、公開致しましたのでぜひ！！お読みになってください！今後ともよろしくお願いします！ (2019年10月14日 11時) (
レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 全部最高でした！！！何回もコメントしてしまうのは初めてです…！面白いのもシリアスなのも言葉選びとか間がすごく好みで、読みやすくて大好きです！！！！次回作公開されたら絶対読ませて頂きます！！お体に気をつけて、がんばってください！！ (2019年10月12日 2時) (レス) id: 73f2a4f0cd (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - 月光の狼さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです。これからもどうぞよろしくお願い致します。 (2019年10月10日 7時) (レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
月光の狼 - ﾁ~ﾝ(うわぁーめっちゃ上手ですよ！) (2019年10月3日 22時) (レス) id: 1da65a8f09 (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - ミキさん» コメントありがとうございます！ナワーブくん私も推しなので気に入って頂けたようで嬉しいです、、！！もっとたくさん増やしていくつもりですのでよろしくお願いします！ (2019年10月2日 14時) (レス) id: d10d29f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルリ | 作成日時：2019年9月24日 20時
