とある集まりのお話 ページ34
その日は幹事の嘘川が高校のクラスの奴らに声を掛けまくり、来れる奴らだけの集まりがあった。嘘川曰く「大学や仕事に就いた人たちもそろそろ慣れた頃合いだし皆集まって近況報告でも！！」ということらしい。
俺は行かないつもりだったが、何処からか情報を入手したらしいAが行ってきなよと煩いので仕方なく出ることにした。大した近況報告もねーってのにどうしろってんだよ。てかなんで知ってんだよ。
会場まで鹿島と歩いていく。鹿島とは大学も近く高校の時それなりの付き合いがあったから今でも連絡は取っている。どうもこの謎の会にはクラスの殆どが参加するらしい。なんなんだろうな、このクラスの団結力は…悪くないとは思うが。
「よお鹿島、狼谷！あっお前らはそれ程久しぶりでもないな！」
「うん、そうだね。今日はありがとう」
「こちらこそ来てくれてサンキューな。だけど狼谷は来るとは思わなかったから驚いたけどな！どうやって引っ張り出したんだ？鹿島」
「今すぐにでも帰ってやろーか。つーか参加費取るとか聞いてねえけど」
「ま、まあまあ狼谷…。参加費云々は狼谷がきっと見逃してただけだよ」
「帰るとか言うなよ〜！皆お前らが来るって聞いて喜んでるんだからよ〜！」
女子によくやったって褒められた、と嬉しそうなバカは放っておいて会場を見渡す。…といっても、高校近くのしゃぶしゃぶの店を予約してあるだけだが。まあ軽い集まりならこれくらいの方が丁度いいんだろう。
参加費を仕方なく嘘川に渡し会場に入る。取り敢えず、食っときゃいいか、折角来たんだし。
▽△
酒は出ていないが各々話が盛り上がり、なんとなく男子と女子で分かれたテーブルでもそれなりに話を交わす。一人一人がなんと言っているかは分からないが、声の大きいものならそれなりに分かる。…そう、例えばこの幹事とか。
「そーいえば狼谷！お前彼女さんとはどうなんだよ？」
「……」
赤い豚肉を箸で挟み湯につけようとしたところで止まり、声の主を睨む狼谷。また周りの男子も女子も驚いたように嘘川を見る。
____え、今なんて言った？
____狼谷くんに、彼女？？
____いや、あの嘘川だぞ、冗談の可能性もあるな…。
女子は丁度久しぶりに見る彼や鹿島について花を咲かせていたところで、そのタイムリーな話題に思わず聞き耳をたてる。今回ばかりは嘘川に感謝しかない、ここに誘って連れてきたこともこの話題を出したことについても。
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フルリ(プロフ) - amyさん» コメントありがとうございます。こちらこそ、長い間付き合って頂きありがとうございました！続編も、書かせて頂きますので、今後もぜひよろしくお願い致します…(//∇//)！ (2018年5月15日 13時) (
レス) id: b6276197f5 (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - 三崎さん» コメントありがとうございます！少しでもこの作品が心に触れることが出来たのならこれ以上の嬉しいことはありません。続編のお声、ありがとうございます！ぜひ続けさせて頂きますので、どうぞまた、よろしくお願い致します…！ (2018年5月15日 13時) (レス) id: b6276197f5 (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - (´・ω・`)モカエルさん» コメントありがとうございます！是非、作らせて頂きますので続編もどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年5月15日 13時) (レス) id: b6276197f5 (このIDを非表示/違反報告)
フルリ(プロフ) - 晴耕雨読さん» コメントありがとうございます。大好きと言って頂けてとても嬉しいです…！そして、リクエストと続編希望のお声ありがとうございます！もう暫く時間はかかりますが、作らせて頂くことにしました…！どうぞ、続編もよろしくお願い致します(//∇//) (2018年5月15日 13時) (レス) id: b6276197f5 (このIDを非表示/違反報告)
amy(プロフ) - ここまでお疲れ様でした！いつも更新を楽しみにしていました。大好きな作品が今後も続くことを祈っています(^-^) (2018年5月14日 21時) (レス) id: 195e3fe04b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルリ | 作成日時：2018年4月2日 1時
