じゅうごわ ページ16
守護神…！
異名、かっこいい！！
学校に戻って、分かれ道まで部員のみんなと歩く。
わたし、マネージャーになったんだ…！
「ていうか、影山ってなんで烏野にいるんだっけ？」
ふと話の途中で田中さんが影山に問いかけた。
そういえば、初日に強豪に落ちたって言ってたような……
「県内1の強豪つったらやっぱ白鳥沢だろ」
「しらとり？」
げ、久しぶりに聞いたよその名前
あの人がいるところでしょ、白鳥沢って。
あ、そういや、選手をしないならうちでマネージャーをしないかって何度も頼まれてるんだった
いやいや、今は忘れよう
「落ちました 白鳥沢。
白鳥沢から推薦来なかったし一般で受けて落ちたんです。
試験が意味不明でした」
白鳥沢から推薦が来なかったのはまあ、当然といえば当然…。
私はあの監督の方針好きじゃないからなあ
「で、なんで烏野？まさかお前も"小さな巨人"に憧れて！？」
「…引退した烏養監督が戻ってくるって聞いたから」
うかい？
「無名だった烏野を春高の全国大会まで導いた名勝！…だったはず」
！
じゃあ、烏野が1番強かった頃の監督さんなんだ…
「烏養監督は本格的な復帰が決まってたんだけど、復帰後少しして倒れちゃったんだよ」
あ、じゃあうちに監督がいなかったのはだからなんだ
でも、指導者がいるのといないのでは、絶対にいるべきだ…
「あ！じゃあ神崎さんはなんで烏野？東京いたんだっけ！？」
ギュンっと日向くんが振り返って聞いてきた
「私は、バレーはもう辞めるつもりだったから心機一転して母の実家で暮らそうと思ったの。
烏野に来たのは家に近かったから！」
そう、私がここを選んだのはそんな理由。
でも、ここにして良かったかもしれない。
あんなすごい速攻、全国でも見れるもんじゃない。
「そういえば、日向くんは今日のデビュー戦はどうだったの？」
できるだけ、中学時代の話には触れてほしくない。
私は話題を変えた。
日向くんは自分の掌を見つめて、満足気に握った。
でも
「まあ1セット目盛大にやらかしてたけどな」
「得点と同じくらい失点もしてんだから満足すんなよ」
「1セット目そんなに酷かったの…？」
「…そうなんだよ…」
澤村さんは重々しく口を開いた
「俺達にはまだ色々足りてなくて今日の勝利もギリギリだった」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 384人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そう - 続き、楽しみにしてます！ (2020年5月2日 16時) (
レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
雫崎 - 滅茶苦茶面白いです。夢主が強いっていいですよね。物凄くこの作品好きです。更新楽しみにしています。 (2020年5月2日 14時) (レス) id: 95e00064c9 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 私、この小説を読んでいたら大好きになりました！こんなに短くてごめんなさい！ここから応援しています！頑張って下さい！！ (2020年5月2日 12時) (レス) id: 698341d95b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：プリン猫 | 作成日時：2020年4月23日 18時
