番外編 名前呼び 過去編 ページ33
次の日教室に入ってカバンを置き、準備をしていると、前に座っている春日が振り返った。
椅子ごとこっちを見てまじまじと俺の顔を見る。
『あのね、私国見のこと好きなんだと思う』
春日の言葉に一瞬聞き違えたかと思ったが、
『あ、恋愛のほうでね？』
と言ったからそれが聞き違いでないことがわかる。
あまりにも春日があっさりしているため、告白されたのかどうかも怪しい
「俺も春日のこと好きだよ」
春日の目を見て俺は言った。
春日は表情をひとつも変えずにそうなんだ、と言った。
「付き合う？」
『付き合お、っか？』
「うん」
「うぇーい、おめでとー」
佐々木が無気力に拍手をしながら近付いてきた。
『付き合うってどうしたらいいの？私わからんよ』
「あー？そりゃ手繋いだりキスしたり【自主規制】したり…」
『ここでやったら大問題じゃん』
俺がここにいることを全く意識していないのか、春日と佐々木はケロッとしている。
春日は俺の方を向いて、ん！と手を差し出してきた。
春日の手に俺の手を合わせて指を絡ませた。
春日の手は柔らかくて、俺よりも全然小さくて、思っていたよりも自分が緊張していることがわかる。
春日の方をむくと
『これ、意外と恥ずかしいね…』
と赤面して笑うから少しドキっとしてしまった。
「…A」
なんとなく名前を呼びたくなって手を繋いだまま呼びかけた。
Aは笑顔でこたえた
『なーに？英』
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みどり(プロフ) - mikeさん» ありがとうございます！ (2020年4月19日 11時) (
レス) id: b6bd16b409 (このIDを非表示/違反報告)
みどり(プロフ) - アーヤさん» ありがとうございます！私も一瞬どうかなーって思いました笑 (2020年4月19日 11時) (レス) id: b6bd16b409 (このIDを非表示/違反報告)
mike - 国見くんのTシャツを取り返した時はハラハラしました！最後のダッシュにはびっくりしました！面白い作品をありがとうございます (2020年4月18日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
アーヤ - 最後の告白あっさりしすぎてなんか笑っちゃっいました。面白かったです(* >ω<) (2020年4月18日 20時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリン猫 | 作成日時：2020年4月7日 1時
