バレー部の勧誘がうざい【ハイキュー】【青葉城西】

3、ひとつの認識 ページ4

あ、見覚えある。

あの特徴的な鰹節ヘッド。
あれおしゃれでやってるのかな…


「あれっ、練習試合の子だ！マネージャーなってくれるの！？」


と指を指してきた。

人に指を指すな。人差し指へし折るぞ、コラ。


『なりません』


「え〜そうなの！？ざんっねん！名前は？」

いちいちテンションが高いなあ、この人。

『春日Aです』

「おっけーAちゃんn『苗字呼びでお願いいたします』


「あっ、俺は知ってると思うけど及川徹っていいマース」

『そうですか、知りませんでした』





及川さんは普通に輪の中に入ってお弁当を広げた。

…様子を見ている限り、意外といじられキャラなんだな

わるいひとではないのだろうけど。





バレー部の人たちは私に普通に話しかけてくれた。

及川ファンのギャラリーがうるさい、とか
及川ファンの集まりが邪魔、とか。


普段女の子に言えることが少ないからか、みんなイキイキと話していて、その中に私がいることは別に苦ではなかった。









教室への帰り道、国見と金田一くんにずっと気になっていた疑問をぶつけた。

『どうして、及川さんは女の子にモテてるの？』

「さあ？顔がいいからじゃない？」

とぶっきらぼうに返ってきた。



「春日さんは及川さんのこと、イケメンだって思わない？」

『思わない(即答』


私にはみんなの中にあるひとつの認識がよくわからなかった


『人を見て、かわいい、とかかっこいい、とか思ったことない。

人の顔なんて、みんな目が2つあって鼻があって口がある

二重幅だとか、鼻の高さだとか、そんなもので人の印象を決めてしまうのはあまりにもつまらない』

4、言えなかった言葉→←2、苗字の苦労

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