バレー部の勧誘がうざい【ハイキュー】【青葉城西】

22、私の友達 ページ23

わたしはどうしたいんだろう






学校に行って席につき、そんなことを考える。




昨日の夜、立山さんからきたメール。

やるって決めて、それをすぐ行動にうつした彼女がすごいと思った。








バレー部のみんなは、悪い人ばかりじゃない
それはわかってる


でも、中には悪い人もいて、上手くいっている人に対して良く思わない人もいる。







わたしは朝早く学校に来て、美玲に相談をしていた。


「そりゃあ、スポーツなんだからさ、綺麗事だけじゃないでしょ

どんだけ努力しても報われないひともいる、それは仕方の無いことだし。

汚い部分も含めて人間なんだしさ」




スマホ(推しの写真)を見ながら話す美玲を見る。
興味なさげに見えて、相談事にはしっかり乗ってくれる。

絶対できるよ！とか、根拠の無い応援はしない。

それがわたしには心地よくて



『美玲……』


「ぁんだ？」


『…いつもありがとね！』


「………………こわっ！」


『んッだよ、それ！感謝の気持ちだよ！？
素直に受け取れい！うりゃ！』



と、美玲のスマホを取り上げて頭を思いっきり押す




友達とか、まだよくわかんない

高校でたらきっともう会うことはないし。




でも、美玲がいなくなったら嫌だなあ







美玲のこと、友達って思っていいのかな









と頭の中で考えてると国見が教室に入ってきた


あれから国見とは話していなかったけど、気まずい、という感情は邪魔ものでしかない。





『国見！わたしと美玲がってどういう関係だと思う？』





急に話を振られて、はあ？と言いたげな顔をしている。

エナメルを机に置いて席に着くついでに


「…友達？」









と言ったから、わたしと美玲は友達だと思うことにしよう。

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