付きまといに偽名名乗ったらマネージャーすることになったんだけど。【ハイキュー】【黒尾鉄朗】【孤爪研磨】

7、なんで知ってるの？ ページ8

月曜日、朝練を終え教室行くと珍しくAがもう来ていた。




「おはよう、今日はやいね」



話しかけても、Aは机に伏せたまま反応しない。


「A？」

机に顔を伏せたままAは俺の腕を掴んでしゃがませた。



「研磨、金曜山崎すみれさんについて聞かれなかった？」



「聞かれた…部室でみんなに聞いてた…けど、」



なんで知ってるの？

エスパー？

クロ、自ら女ったらしですよ、って言ってるの？


Aは顔を上げて俺の目を見て真剣に

「もし、山崎すみれについて聞かれても何も言わないでいいからね。」


「う、うん…」


その真剣な眼差しに俺は頷くことしか出来なかった、









ことはなく、

「なんで？なんでAがその子のこと知ってるの？」

「クロに聞かれた？」

「それとも山崎すみれってAの友達？」

「クロと山崎すみれはどういう関係なわけ？」



とにかく俺は質問を浴びせた。






そしてAから金曜日にあったこと、

つまり、

Aが名前を聞かれた時に偽名を名乗ったことを知った。









「…バカじゃないの」

8、わたし策士！→←6、誰も知らない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す