付きまといに偽名名乗ったらマネージャーすることになったんだけど。【ハイキュー】【黒尾鉄朗】【孤爪研磨】

38、いつも通り ページ39

みんなに引っ越しのことを伝えるのに、結局わたしは3日かかった。



部活終了後、体育館でみんなに話した。
はじめは、告白かー？なんて茶化していた黒尾先輩も私の話を聞くとすっかり落ち込んでしまった。




夜久先輩や海先輩は向こうでも頑張れ、と言ってくれた。


1年生ズや猛虎は寂しいって言ってくれた。
武虎とリエーフは大号泣だったけどね。笑


研磨、福永くん、黒尾先輩からはなんでもっと早く言ってくれなかったんだって少し叱られた。









わたしが引っ越すってわかってからも、みんなはいつも通り接してくれた。
新マネも正式に入部してくれることになってひと安心。





春高の話をしているところにはさすがに入れなかったけど。









明日の日曜日、わたしは学校へ寄ってから東京へ向かい、新幹線で大阪まで行く予定だ。


最後にみんなが練習してるとこ、少しだけ覗いていこう。







なんだか、実感がない。

もうみんなには会えないんだね。




引っ越しを告げられてからしばらくは毎日泣いていたけど、時が経つにつれ、ほんとにわたしはいなくなるのかな？なんて思うようになっていた。









ちゃんとお別れしないとね。









明日に向け、ひとつだけ残っていたある作業をはじめた。

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