付きまといに偽名名乗ったらマネージャーすることになったんだけど。【ハイキュー】【黒尾鉄朗】【孤爪研磨】

23、どういう意味 ページ24

研磨side

朝早く目が覚めて食堂に来たら
Aがいたから少し話して水を飲もうとした。

キュ、と袖を掴まれた。

ドキ

最近、意識してしまっている、Aのこと。

真っ赤な顔に涙目で、誘ってるの？


「私、に…




大人の恋愛、教えて……？」






パリンッ！

俺はカップから手を離してしまった。




「わっ！大丈夫？怪我してない？拾うね！」


さっきのことなどなかったようにAはカップの欠片を拾い始めた。

グイ

俺は衝動し的にAを抱きしめた。

「え、研磨？どうしたの？」

Aの耳に顔を寄せて

「さっきの、どういう意味がわかってる？」

耳元で囁くとすぐに赤くなる顔。

「け、研磨、欠片、拾わないと…///」

焦っているのか、話題をそらすA。

「離さない。それがどういう意味なのか
ちゃんとわかって言ってるんだよね？」

「あ、あのねっ」

俺から離れようとするA。

腰に手を回して逃げられないようにする。

「こうすれば研磨ともっと仲良くなれるって、教えてもらって…」




「………は？」




「ごめん、不快だった？ごめんね。」

Aは離れて欠片を拾いだした。

「怪我するから、手で拾わないで。
ホウキ持ってくる。」

「わ、わかった」

そのあと欠片を掃除して水を拭いて、

「じゃあ、わたしはみんなを起こしてくるね」




と行ってしまいそうになったから咄嗟に腕を掴んだ。




「さっきの、誰に教えてもらったの」


Aは少し焦って


「誰に教えてもらったか聞かれても

絶対答えたらダメだって黒尾先輩に言われて…









…あっ！」









クロか。








「A、そういうの素直に聞いてちゃダメだよ」









「う、うん、わかった！じゃあね！」









Aはどこかへ行ってしまった。









クロは許さない。

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