付きまといに偽名名乗ったらマネージャーすることになったんだけど。【ハイキュー】【黒尾鉄朗】【孤爪研磨】

13、本気だから ページ14

「っだから！マネージャーしないって言ってるじゃないですか！！」


あれから1週間、わたしはほぼ毎日
黒尾さんからマネージャーしないか、と勧誘を受けていた。

研磨はと言うと…

「もうやれば？マネージャー」

「クロがうるさいんだよ、AAって。マネージャーやってくれない？」

と言ってくる始末。




「………しないよ、そんなの。」


「どうして？」



私が山崎すみれと名乗ったことからわたしと研磨は以前よりもよく話すようになっていた。
そこでバレー部のこともよく聞いていた。



「研磨や黒尾さんは真剣にバレーに取り組んでるのが分かる、

全国行って、絶対優勝するって強い意志を持って毎日練習してる。

ホントにすごいって思うの、部活見学もはじめは黒尾さんに言われていやいや行ったけど

見ているうちにバレーに興味持ったし、すごく楽しいなって思ったの。」



「だったら、なんで？」

研磨は不思議そうにわたしに聞いてきた。


「だからなの、だからこそ。

わたしは部活入ってないからよく分からないけど、部活って何かしら問題あるでしょ？

人間関係とか、体力、精神的にも。

1年生の頃からずっと本気でやってきて、
夢を叶えようとしている人を支えるのが

興味本位ーとか、誘われからー、っていうのは
なんか違うなって。」





「やるからには、わたしも本気でやりたい
だからわたしはまだマネージャーできない。」




「部活中の黒尾さんや研磨は
ほんとに、ほんとにかっこよくて憧れなんだ」

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