story9 ページ9
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涼介「アンタで良い。」
「はい ?? 」
そう呟かれて、
ぐいっと引かれる手首に思わず驚く。
周りの女の子たちが
えーー、と不満そうに声を上げる。
涼介「元々コイツに案内してもらうように、
先生に言われてんだよ、わりぃな。」
「は？いや....べつに、」
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放課後。
クラスの女子の話題といえば
噂の彼の学校案内を誰がするのか。
先生に氏名されていた私だが
誰かが代わってくれるのなら
それが一番好都合。
だったはず、なのに。
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山田涼介といえば
その話を全て断り、何の迷いもなく
私の手を引っ張ったのだ。
「なんで私なのよ...」
涼介「とくに深いワケは無いけどな。」
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静まり返った廊下を歩きながら
そんな山田涼介を睨む。
涼介「ほら、そーいうとこ。
キャーキャー言わねー所が良い。らく。」
「キャーキャー言っときゃあ良かったわ。」
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もう五時。
侑李、怒ってるだろうな。
今頃、また結衣ちゃんと寝ているのだろうか。
そんな事ばかりが
頭をよぎって、集中してくれない。
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涼介「聞いてんのかよ、」
「え？.....ぁ、ごめん、」
不機嫌そうな声が聞こえて
身体の体制を変えると
ふら...っとよろける身体が。
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涼介「あ....っぶね、」
「.......ご、ごめん、」
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里奈(プロフ) - この小説大好きになりました！更新まで待ってます！早く戻ってきてくれることを願ってます！！ (2017年6月1日 22時) (
レス) id: c9b86533e0 (このIDを非表示/違反報告)
渡部 - がんばって (2017年3月29日 20時) (レス) id: 95997606da (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾大貴 - この束縛というかドロドロというか…こういう感じ大好きです！更新頑張ってください！ (2016年8月23日 17時) (レス) id: bd4a112d04 (このIDを非表示/違反報告)
Ariyama Sora - ずっと待ってます！廉くんの小説にも跳ばせていただきます← (2016年7月25日 23時) (レス) id: b5fd6b5bc6 (このIDを非表示/違反報告)
るんちゃん(プロフ) - おもしろいですね！！ (2016年7月5日 17時) (レス) id: be218cc886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽
作成日時：2016年5月14日 8時
