廉くん × マシュマロ ページ7
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「........ねぇ、来ないでよ、」
廉「嫌や。」
いつからこんなになってしまったんだろう。
いつから、廉は....。
廉に迫られる度、いつもそんな事を思う。
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でも、本当は
頭の隅で気づいてて。
廉がこんなになったのは
私が、紫耀が好きだとバレた時から。
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廉「........あいつの何処がいいん?」
「優しいところ」
廉を睨むように見つめながら、
そう言い切ると、さらに不機嫌そうな顔をして。
ぐいっと、強く。
私の手首を掴む。
廉「.....ふざけんな。」
「いっ....」
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誰もいない家。
そこに、こんな危険な幼馴染みとふたりきり。
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廉「俺は、........ずっと、お前が好きだったんや。」
「そんなのっ....い、っ、」
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手首をつかまれたまま、
むりやりソファに押し倒されて、はらりと靡く髪。
いちど、身体が弾んで
目の前に廉の顔。
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怖いほどに整った顔立ちと
怖いほどに男になっていた力。
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なんで、廉みたいな人が
私みたいな凡人を好きになるの?
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廉「....俺の前だと、そんな顔しか出来へんの?」
「.....そう。だって、廉は紫耀じゃないでしょ?」
廉の色素が薄い目が、
すこしだけ揺れて。
生意気な女...。なんて、小さい声。
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廉「お前、ホンマむかつくわ。」
「.....っん、」
噛まれるように、頬っぺたに吸い付いてきた唇。
何度も啄むように唇を動かすと、
そのまま横に移動して、私の唇も噛んだ。
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すこしだけ舌に乗った、
血の味。
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廉「いいん?こんなことされて。」
「だって、止めてって言ったって、無駄、でしょ、」
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私は、知っている。
廉がキス以上のことを出来ないこと。
大人しくキスさえされれば
落ち着いてくれること。
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廉「なんか、勘違いしてるみたいやな。」
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だから、そう呟いた
廉の本心が分からなかった。
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侑貴 - 陽さん» ねぇ、ずるいよ。メルト。私の執事のパスワードを教えていただけることは可能でしょうか?私の陽さんの作品大好きなので読みたいです!お返事待ってます。更新頑張ってください (2016年8月16日 20時) (レス) id: 09b0973850 (このIDを非表示/違反報告)
みるく_# - そうなんですか…残念です。でも、パスワードが解除されるまで楽しみに待っています!陽さんの大ファンなんで!応援してます! (2016年8月8日 22時) (レス) id: 00b872c999 (このIDを非表示/違反報告)
陽(プロフ) - みるく_#さん» すみません。パスが掛かっているのは、訳あり小説なので、内容が整えられるまで パスを解除することは考えていません。(><) いつかはしっかりと書き直すので、その時までお待ちください。 (2016年8月8日 18時) (レス) id: fba04b7699 (このIDを非表示/違反報告)
みるく_# - 陽さん!黒の関係。のパスワードを教えてください!大好きな小説なので読みたいです(^_^) (2016年8月8日 18時) (レス) id: 00b872c999 (このIDを非表示/違反報告)
陽(プロフ) - にかんさん» ありがとございます!(><) どっちの作品も完結まで持っていけるように、がんばります! (2016年8月4日 9時) (レス) id: fba04b7699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽
作成日時:2016年8月1日 22時