145話 罠の乱作動 ページ18
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「助けて下さいせんぱぁあい！！」
急展開？……知らないねぇ、ここじゃ急展開が普通でしょ
椅子の背もたれを全力で使用し、目に蒸しタオルを乗せて安眠を貫いていれば、悲痛な後輩の叫び。
「……うるさ」
「事態察してて言ってるなら、僕は２度先輩の仕事代わりませんよ！！！」
「ごめん何？」
それは困る。とても困る。
寝る時間無くなるし彼らと関わる時間増えるじゃないか
と言うか君、よく聞こえたね？
かなり離れてると思うんだけど
星君が半泣きの声音でモニター室から叫び散らし、微かに聞こえるその声より以前に主任が例の四人を連れてった事から何かあるなとは察してて当然だ
少し早足にそちらに行くと、何故か南波内に仕掛けられている罠が乱作動しているらしい
その罠にかかり、解除してくれと呼びかける看守達の対応に追われていた
「これが彼らだってことは分かるんですけど、理由がわからないんです
僕はこちらにいますから、どうかセンパイが！」
「行けって？……はぁ、やだなぁ」
「心に留めて下さい！！」
「それに……放っといても平気だよ
あの南波最強のうちの主任がいるんだよ？
彼らが罠を乱作動させてんなら、看守を入れさせたくない何かがある
そして確実に……うちの主任はその内側にいるんだよねぇ……」
つーわけで、僕が行く必要なし。
とか言って丸め込みたかったよなぁ
「……罠乱作動されてんなら行けなくない？」
主任だけじゃダメです！！なんて喚いた後輩の気迫に押されて、騒ぎの元へと小走りに向かっていた
罠は全力で星君が解いてるからあまり遭遇はしなかったが、流石に全てではないので何度か遠回り……はしたけど、それと同じくらい罠壊したんだよなぁ
……言わなきゃいいか。めんどくさいし
ドガァン！！！
「うっわ、ぁ」
流石に驚いた。先程の騒音の方へ窓から身を乗り出して頭を向ければ、剣山の如く瓦礫が建物から飛び出し、その中心から生えるように主任が頭から突き刺さっている
…………待って？
「主任……！！？！？」
「ん？」
いやいやいやいや、何してんすかアンタ普通に怖いわ
思わず窓枠を掴み、上半身が全て出る程に乗り出した
その向かい側にいるシン看守長
どうやら蹴り飛ばし、主任が突き刺さったらしい……というのは理解出来た
いや流石に、流石にあの主任が突き刺さってる絵図はヒヤヒヤしてしまった
しかしまぁ、遠目から見えたが主任の仕事を邪魔された時の鋭い目つきに無事どころかピンピンだな、と安堵した
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ゆきな(プロフ) - フランにナンバカの世界来てほしいですね(夢主の事慕ってて)これからも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年8月28日 4時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - 作者視点としてもわかりづらい、と感じた場合は削って名前をつけさせて頂く……という処置になってしまいます。それで納得が出来ないと思ったならどうぞご遠慮なくコメントへ。私もそれなりの対策をもっと深く考えさせて頂きます。ご意見ありがとうございました！ (2018年5月20日 0時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - マロンさん» 遅れて本当にすみません！！やっぱり名前あったほうがわかりやすいですよね……。しかし、作者視点として勝手なことを言わせて頂くなら、早く中身をお届けしたい気持ちが早まってしまい文字数が鬱陶しく感じてしまうんです……。今後登場人物はもっと増えます。 (2018年5月20日 0時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - いつも見てます。面白いです続き楽しみにしてます。あと、私は、キャラがしゃべるときに名前があるといいなと思います。無理でしたらすみません。でも、出来ればあったほうが読みやすくて助かります。 (2018年5月11日 4時) (レス) id: 859729bd35 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - コメントありがとうございました！今後もどうぞよろしくお願いします！ (2018年5月5日 0時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2017年8月13日 8時
