144話 喋る犬 ページ17
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「護送お疲れ様です、書類確認と提出おねがいします」
「容赦ねぇなテメェこら」
「主任の方が容赦ないですからね」
なんら囚人に知らせずにジューゴ君を四舎に連れてった主任。ジューゴ君は何処だと聞かれたから四舎に行ったと答えた途端に暴れ出したのは紛れもないロック君である。超やかましい。煩い
「せめてあそこの囚人には伝えといてくれませんか……超煩いんですよ」
「知るか」
「ですよね」
一抹の期待も一蹴。この野郎と出そうになった言葉を飲み込んだ
「こんにちは、Aさん」
「お邪魔させてもらうよ」
「お"ぉうっふ」
「驚き方が斬新だね」
ダメだ、最近世界観に感化されておかしくなりつつある……。
本来の自分を思い出せと苦悩する僕も知らず、ニコニコと笑うのは4舎の犬、一ノ花 椿さんと三ノ花 柊さん。
なにぶん、犬なんだもの。気配を感じにくいんだよなぁ……
「……あ、なんならジュ……１５番のいる牢屋？行きます？」
あれを牢屋なるものとしてみていいのかは謎だけれども。
微かに首を傾げながらも問いかければ、余程ここに興味があるのかキラキラと嬉々とした感情を感じた。
あれ、犬ってこんなわかりやすいっけ……
割といきなり吠えてくるイメージがあったんだけどな……
「是非、頼むよ」
「こちらからお願いしたかったくらいだよ」
「自分で案内しろよ」
「う"ぇ……めんどくさい……匂いでいけるでしょう」
「行けるけど、礼儀的面があるからね
帰りは大丈夫だからね」
申し訳なさそうなマダラ模様の犬の方の柊さん
まぁ、本人たちが行きたがっていたとは言え提案したのは僕。ならば案内も僕だと思うのが妥当だろう
「……前までですよ。中に入るのは、ちょっと」
「大丈夫、ごめんね」
「助かるよ」
……やばい、人より犬の方が礼儀があって泣きそうになる。なんだこの差は……虚しいというかなんというか
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ゆきな(プロフ) - フランにナンバカの世界来てほしいですね(夢主の事慕ってて)これからも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年8月28日 4時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - 作者視点としてもわかりづらい、と感じた場合は削って名前をつけさせて頂く……という処置になってしまいます。それで納得が出来ないと思ったならどうぞご遠慮なくコメントへ。私もそれなりの対策をもっと深く考えさせて頂きます。ご意見ありがとうございました！ (2018年5月20日 0時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - マロンさん» 遅れて本当にすみません！！やっぱり名前あったほうがわかりやすいですよね……。しかし、作者視点として勝手なことを言わせて頂くなら、早く中身をお届けしたい気持ちが早まってしまい文字数が鬱陶しく感じてしまうんです……。今後登場人物はもっと増えます。 (2018年5月20日 0時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - いつも見てます。面白いです続き楽しみにしてます。あと、私は、キャラがしゃべるときに名前があるといいなと思います。無理でしたらすみません。でも、出来ればあったほうが読みやすくて助かります。 (2018年5月11日 4時) (レス) id: 859729bd35 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - コメントありがとうございました！今後もどうぞよろしくお願いします！ (2018年5月5日 0時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2017年8月13日 8時
