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「っ……いつだ」
「……さぁね」
この世の未練が消えたらじゃないかなぁ、なんて思っても致し方ない
さっさと帰ってあの子を可愛がりたい。下らない願いも口に出せばいつも通りだと破顔するのが目の前の
「こちらでの仕事がまだ残っているから……ま、そのうち戻るよ」
あー、やだやだ。この空気
気を使って後ろのバカが黙ってるのもやだ。
露骨に嫌悪した表情で、相手もまた露骨に落ち込む為どうしたもんかと思ったがその心配は要らないらしい。
どっかの五舎の主任に付けられた手の跡の場所そのまま手を置かれ、グッと痛くない程度に握られる
まずうじうじするタイプでもなかった。極限が口癖の馬鹿だった
「絶対だな！
極限に約束は絶対に破るなよ！」
「……うっざい
何回言わせるの……」
「おまえは時々、めんどくさいと言う理由で破るだろう！！」
「それは確実に君が悪いときだからね？」
誰が日本一周の誘いなんかに乗るか。君の場合はガチの極限で徒歩での一周になる。死ぬわ
「あのさぁ、帰るとか約束とか、なんの話？」
「君ってたまにデリカシーないよね……」
「うむ！極限に実は__________」
「はぁい黙っとこ〜ねぇ」
ほんと気ぃ抜くと昔のまんまだな
僕が相手に対して気を抜いてるだけで信頼するとか馬鹿。ほんと馬鹿
思いっきり所謂 弁慶の泣き所を固い靴の爪先で蹴り上げるとまた叫びをあげてうずくまった
同情の視線を送るウノ君。後ろの三人も然りだ
「A、案外容赦ない……」
「これにはちょうどいいよ」
「これて」
流石に動揺しているウノ君。了平を哀れんでいるらしい
しかしうずくまったままなかなか復帰しない了平にだんだん心配になり始めた。身体が丈夫なのが何よりの取り柄な奴だし、尚更に。
「りょ__________」
名を呼ぼうとした口を塞いだのはよく洗濯され洗剤の匂いを纏う黒スーツ
むぐ、と名前が口内に抑え込まれ目を見開けば、ウノ君と目があった。彼もまた呆気に取られ固まっている
「極限に、京子と共に待っているぞ」
グッと腕をも巻き込み、鍛えられ過ぎているとも言える腕に力を込めて抱き締められた
視界の中で優しく笑う姿に電撃が走ったように感じ尚更に身体が固まる
そして雲雀さん同様、瞬きで消えた。
けれどトンファーの冷たさではなく、熱いくらいの体温はほぼ刹那しか触れていないのにしっかりと残っている
「…………やられた」
「へ、あ、あれ！？」
消え去った了平に大慌ての彼らも無視。
湧き上がる感情をグリグリと押さえ込むように、デスクに突っ伏した
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ゆきな(プロフ) - フランにナンバカの世界来てほしいですね(夢主の事慕ってて)これからも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年8月28日 4時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - 作者視点としてもわかりづらい、と感じた場合は削って名前をつけさせて頂く……という処置になってしまいます。それで納得が出来ないと思ったならどうぞご遠慮なくコメントへ。私もそれなりの対策をもっと深く考えさせて頂きます。ご意見ありがとうございました！ (2018年5月20日 0時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - マロンさん» 遅れて本当にすみません！！やっぱり名前あったほうがわかりやすいですよね……。しかし、作者視点として勝手なことを言わせて頂くなら、早く中身をお届けしたい気持ちが早まってしまい文字数が鬱陶しく感じてしまうんです……。今後登場人物はもっと増えます。 (2018年5月20日 0時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - いつも見てます。面白いです続き楽しみにしてます。あと、私は、キャラがしゃべるときに名前があるといいなと思います。無理でしたらすみません。でも、出来ればあったほうが読みやすくて助かります。 (2018年5月11日 4時) (レス) id: 859729bd35 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - コメントありがとうございました！今後もどうぞよろしくお願いします！ (2018年5月5日 0時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2017年8月13日 8時
