２６話 ページ27
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「ねぇねぇ、生土さん」
「ん？」
そう声をかけられ振り返る。お風呂で濡れて緩くウェーブを作る髪を揺らしながらそちらを向けば、中瓶さんが私の近くにいた。
私は自分の布団の上で荷物整理をしていたが彼女は終わっているのだろう。手を動かしながらも言葉を返していた。
そうして早数時間。いつしか他の部屋の女子も集まっていた。けれどね、どんな話に促しても全て上手いこと恋愛関係に持って行かれるんなんで？
「生土さん、無い？」
「いやぁ、私は……」
将来の夢が無職の女が恋愛をするとでも？
しかしそうとは言えず口篭る。流石にこれを言って他者から引かれる、もしくは冗談扱いされることなど言わずとも分かる。
しかし何を勘違いしたか彼女らは詰め寄ってくる
そして、早く寝ろと催促しに来るMs.ジョークが来なければ多分夜が明けるまで続いてたかと思う
「というわけだ、帰りもしっかり挨拶しとけ」
「保護者かよイレイザー！ブッハ！！」
そう言われて前へと押し出される。前よりは嫌悪感は薄れたものの矢張り沢山の視線が来るのは慣れない。一瞬喉に言葉が詰まるが、一つ息を吐く
「あー……学校も決して近くはないから、次会えるのはいつかはわからないけど……そん時は、未だ話せてない人とも話せたらと思います！
３日間、ありがとうございました！！」
こういうのはあんまり好きじゃないし恥ずかしいんだけど。下げた頭を上げて少し恨めしく先生を睨む。何処吹く風な先生に思わず額に青筋が浮かんだ
ソコソコの拍手と、バスに乗る時に女子陣から連絡するからね、と某SNSのアプリを見せ付けられながら言われた。私はそれに笑顔で対応し、バスに乗り込んだ
矢張り静まり返ったバス内。携帯が一軒の通知をバイブで知らせる。見れば某SNSアプリからの通知。
ロック中の画面には、よろしく。その一言共に添えられた名前に、目を剥いた
「……普通に聞きにきたらよかったんじゃない？」
え、これ女子から聞いたよね？え？と思わず困惑。
照れ屋なんてキャラじゃないよね？真堂くん
因みに彼だけではなく続々と追加されていった友達名簿に思わず絶句した
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雅榴(プロフ) - 今後間違いのないよう訂正しておきましたので、また何かあったら気軽にどうぞ！ (2018年3月4日 16時) (
レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - かのんさん» コメントありがとうございます。純日本人、というのは気持ちの上で、という意味合いです！分かり難かったなら申し訳ありません。親がアメリカの方ですが、日本も大好きなので日本に幼い時に移住してきた設定となっていますので、そう言った表現をしています (2018年3月4日 16時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 純日本人っていうのは両親が日本人だった場合の時に使うと思います。 (2018年3月4日 16時) (レス) id: d3b44aaee0 (このIDを非表示/違反報告)
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