２３話 ページ24
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人は極限状態になれば色々とハイになり異常な集中力を出すものなんだなと新しく知った。
先生は寝袋に包まれ器用に座りながら眠っている。
思わずもつれた足。手を前に出す気にもならずそのまま倒れると、兵馬俑も崩れて泥になった
身体中、木の葉や土まみれ。肩で息を荒げて襲い来る眠気に抗う気力もないようだ。
「……良くやった」
「せん、せー」
「帰るぞ」
いつしか起きていた先生が身体を支えて立たせてくれる。特徴的な髪は自慢だったのだが今では茶色く汚れている。宿へと帰れば、傑物人達もまた泥だらけだったりしているが、流石に私を見て驚いていた
倒れこむように席に着き、とうに出されていた料理に今度は私が驚く
「ごめん。私何もしてないね……」
「大丈夫、皆そんなに気にしてないさ」
「ならいいんだけどね。やっぱ申し訳ないから明日は私もやるよ。絶対」
近くにいた真堂くんが言葉を返してくれた。
眠気に煽られる脳を後少しと律し、笑みを作る
しかし、その後の事は矢張りよく覚えていない
「飴と鞭って大事だよな、イレイザー」
「回りくどい。」
「はっはっは！つれないなぁ、まぁいいか
というわけで、今日の夜は恒例の肝試しだ！」
騒めく傑物の人達。私は恒例と言われても知らないし、寧ろ初耳な為思わず「えっ」と言葉が漏れた
人数的に１人あぶれるし、それって必然的に私じゃ……？
「生土、おまえはどうする」
「え」
「参加するかしないかは自由だ。」
そう言われるや否や視線が集った。またもや見られる事への嫌悪感の再来である。
しかし最後の日の夜くらいは、ゆっくりしたいのが本音。
「……んじゃあ、やります」
そう言うと、気の所為かあちらの人達が嬉しそうに破顔した気がした。私の都合の良い思い込みだろうか
「ヨーくん、ヨーくん！
話せるチャンスできたね！」
「そうだね」
「あの雄英生と肝試しなんて、恐れ多い気もするけどね……」
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雅榴(プロフ) - 今後間違いのないよう訂正しておきましたので、また何かあったら気軽にどうぞ！ (2018年3月4日 16時) (
レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - かのんさん» コメントありがとうございます。純日本人、というのは気持ちの上で、という意味合いです！分かり難かったなら申し訳ありません。親がアメリカの方ですが、日本も大好きなので日本に幼い時に移住してきた設定となっていますので、そう言った表現をしています (2018年3月4日 16時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 純日本人っていうのは両親が日本人だった場合の時に使うと思います。 (2018年3月4日 16時) (レス) id: d3b44aaee0 (このIDを非表示/違反報告)
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