６ (先が長いです、本当に) ページ17
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そっからは珍しくユタカさんがツッパリだと感じる流れだ。ここまで明確に感じることはそう無いので案外レアかもしれない。
つっても紅野さんらといると少し萎縮してしまうのだろうけど。
お互いがお互いに挑発し始めるこの現状。泥沼にも程があると小さくため息を漏らすと、弱虫と言われてとうとうユタカさんがキレた
「誰が弱虫だゴルァ！」
何度拳を振るってもかわされ、とうとう両腕を掴まれた時、三橋くんが紅野さんに背中を向ける
そこを逃さない紅野さんでもなく、見事なまでに体重を乗せた蹴りを入れた
突然来た衝撃によろめいた三橋くんを狙って岩田さんとゴローさんが笑って駆け寄り、追い討ちをかけていく。そこにすかさず紅野さんも参戦し、いつもの連携プレーとやらだ
「ホァチャー！」
「またなんか感化されてる……」
何処ぞのカンフー映画の様に声を出して蹴りを入れた紅野さん。三橋くんは尻餅をついた
いつもの流れだと、岩田さんとゴローさんが仕留めて終わるのだがーーー
腕を掴み上げたゴローさんに肘を入れ、そのまま流れる様にゴローさんの反対側にいた岩田さんに渾身の拳が入った。しかも顔面にめちゃくちゃ綺麗に
「おぉっ！あんだけ蹴られてそのパンチ出るかよ」
「ふざけやがってゴラァ！！
俺の背中蹴った奴誰だ……っ！」
まだ痛みがあるのか、崩れ落ちた三橋くん
その様子を見ながらも笑って手を挙げた紅野さんは寧ろ骨があるかもしれないと楽しそうだ
ずっと黙って見ていると、ユタカさんが止めろよと言わんばかりにこちらを睨んで来た。
無理無理。肩を竦めて諦めろと視線を送るとまた前に向き直る
リンチが再開されようとした時、灰色のブレザーを着た集団が割って入ってきた
「今朝 ウチのが世話ンなったなァ！」
「フワァオ、田舎モンの結束やべー！！」
ギョッとなり、膝をついている三橋くんも無視して走って来る灰色の集団に逃げようと足が動く
なんかもう何もかもがヤバそうな集団なんですけど！！
今までに無いほどに足を動かして、狭い路地を利用して何とか撒こうと走り回る
しかし五人もいると面倒だと、路地の道を一人別方向に走ると灰色の集団は人数の多い向こう側を追いかけてった
……まぁ、あの人ら逃げ足速いし大丈夫でしょ
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雅榴(プロフ) - 亜鉛2℃さん» ずいぶん懐かしい作品にコメントして頂きありがとうございます。未だに見て頂く機会があること、嬉しく思います。拙いものでしたが、楽しんでくれたなら幸いです。コメントありがとうございました！ (11月4日 23時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
亜鉛2℃(プロフ) - このお話大好きです。本当に大好きです。今まで見てきた物の中で一番です。素晴らしいものを読ませて頂けて本当に感謝しかないです。これからも彼女や彼らが幸せであることを願っています。 (11月4日 15時) (レス) id: 7a92f90d7d (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - こちらこそありがとうございます！次のお話、楽しみにしていますね！ (2019年1月9日 8時) (レス) id: b44405ced5 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - 美琴さん» なるほど！どれも私には無かったネタです、ありがとうございます！！(*ﾟ▽ﾟ*) 警察は新しいし、弟に尽くす姉も良いです！コメントありがとうございます！是非とも参考にさせて頂きます！ (2019年1月9日 8時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - 新作ネタのリクになるのでしょうか？前作は孤児院の所の子だったので、次は警察上層部の娘！というのが一つと、小学生の兄弟のいる家族に尽くす女の子とつっぱりたちのお話が一つです！少しだけでも参考にして頂けたら嬉しいです！ (2019年1月9日 7時) (レス) id: b44405ced5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2018年12月26日 23時
