２１話 二の舞にはさせないから ページ22
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貴方「えーと、お前は今日からここにいろ。いいな？」
「何なんですかアナタ。いきなりボクの邪魔をして…………」
貴方「うっせーな。殺されるよりマシ________
誰だ？てめぇ」
ザクのいる一室へと担いだまま連れて行く。勿論金縛りの術をかけて。
部屋の扉を開けると、そこには暗部の服を着た男が一人、ザクの前に立っている
ザクは疲れ果てたのか眠っていて、隙だらけ
貴方「…三代目の使いか。…そいつを殺す気か？」
「……すみません。センパイ」
貴方「お前……テンゾウか。」
最近オレに話しかけてくる後輩。テンゾウ
あまり、ザクにいい目は向けていなかった。何しろ大蛇丸と繋がっていたんだから、殺しにくるのは当然か
オレは小僧を下ろし、金縛りの術はそのままに、テンゾウへと近づく
その目は確かに殺す決意を決めていて、証明するように手にはクナイ。
貴方「…テンゾウ、やめてくれ」
テンゾウ「いけません。三代目様はアナタの望みだから…甘んじて受け入れた。
けど、許される事ではない」
貴方「分かってるよ。……三代目がオレに同情してソイツを生かしてくれてることは、知ってる。」
元よりあんまり我儘言えない立場なんだけどな
そう言い、苦笑すると面の奥でテンゾウが顔を歪めた気がした
でもな、放って置けなかったんだよ。
貴方「アイツの二の舞は嫌なんだ。
…そいつは誰かに忠義を誓える。大蛇丸の根を全て抜き取れば、きっと大丈夫だ。
なんならオレの部下にするぜ？
潜入とかでもそーだけど、オレザクみたいな派手なやつ欲しかったんだ。
な？テンゾウ……見逃してやってくれ。
それか、オレを殺せ。」
テンゾウ「なっ…」
そいつより、オレの方が死ぬべきだ
そう言い、テンゾウのクナイをオレの首に当てる
微かな笑みを浮かべるオレに、テンゾウは手の力を抜き、クナイを落とした
貴方「…ん。ありがとな、テンゾウ」
嬉しそうに、でも儚く笑う
テンゾウは彼のそんな笑顔を見て、どうしようもない罪悪感に襲われた
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雅榴(プロフ) - ノルゼリイさん» 年を越して尚見ようと思って頂けるなんて作者冥利に尽きますね、ありがとうございます！随分と昔の作品なので、いっそ消すのもアリかと思うこともあったので嬉しいです。落書きでも何でも、見せて頂けると更に嬉しいですね(笑) コメントありがとうございました！ (2020年11月3日 18時) (
レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
ノルゼリイ(プロフ) - 年単位ぶりにこの作品を一通り読んだのですが……ほんと好きです(作品がすごすぎて語彙力消えました笑) シズクちゃんセコムSと主の絡みがもう、好きすぎです！ ずっと主くんを想像して落書きするくらいハマっちゃいました笑 (2020年11月3日 18時) (レス) id: 8f5d447aaf (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - 茄子さん» 初コメですね！！好きになってくれてありがとうございます！！続きを気にしてくださる方がいるだけでやる気というのが出ちゃう単純な作者です(笑) 応援ありがとうございます！コメントもありがとうございました！！ (2017年4月24日 23時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
茄子(プロフ) - 初めまして。とても続きが気になって、更新されるのが楽しみになりました。この作品が好きです。これからも応援しています。 (2017年4月24日 23時) (レス) id: 0da4f0358f (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - 沢優@蝸牛更新だぜ★さん» 初コメですね！とても励みになる言葉ありがとうございます！！アナタの作品もとてもいいと思います！！一度拝見しました！！お互い今後も頑張りましょう！コメントありがとうございました！ (2017年4月24日 20時) (レス) id: cad46f67b3 (このIDを非表示/違反報告)
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