８話 ページ8
，
「勝己くんが意味わかんない」
「あはは……。でも、す、すす少しは否定したほうがいいんじゃない、かなって……」
「？何を」
「あ、えぇと、あぁぁぁ噂、の」
「あぁ！」
すぐに分かったんだろう。ポンッと握り拳を軽く開いた手へ当てる。しかし理解した途端興味を無くしたのか別の話へと持って行こうとする
「待って待って、いやあの、ほほほんとに」
「いや、なんで？否定する必要もないしね」
「えっ！！？」
一瞬、馬鹿みたいな勘違いをしてしまった覚えがある。腕で顔をがんじがらめにして燃えるように熱くなった顔を隠す。Aちゃんはいつもと変わらず笑っている
「出久くんが迷惑なら全力で否定するよ？」
「え、いやそれこそそんなことは！！」
「ならいいじゃん！」
そう言って話を終わらせてしまうほどには、彼女は恋愛沙汰に興味を示すことはなかった
それは年を跨いでも変わることが無く
「ねぇAちゃん、これ」
先生に頼まれたプリントを渡そうと肩を軽く叩いて話しかける。
すると振り向き笑顔の花を咲かせる彼女と、少し照れくさくなって頰を赤くする僕を見て一緒にいた女の子の集団が小さな黄色い声を上げた
「______うっせぇしうぜぇわクソモブども！！」
「ひいぃっ！」
「あー、もー……勝己くんうるさい……！」
耳を塞いで爆破の轟音を嫌がるAちゃん
そうしてまた始まった言い合い(一方的)に黄色い声を上げた女子達が三角関係だ何だとまた騒ぎ出すのだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ヒロアカ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Panda - はぁ...。好き (2020年10月21日 8時) (
レス) id: 0b60fa6ccb (このIDを非表示/違反報告)
アンチ垢 - 好きです (2018年6月25日 17時) (レス) id: 7ab7d6705e (このIDを非表示/違反報告)
黒アリス - ものすごくクオリティーが高くて、感動的な話ですね!! (2017年12月25日 22時) (レス) id: 32af3e2e22 (このIDを非表示/違反報告)
黒アリス - ものすごくクオリティーが高くて、感動的な話ですね!! (2017年12月25日 22時) (レス) id: 32af3e2e22 (このIDを非表示/違反報告)
蚊 - マジ泣きした！めっさ感動した！次に作品作るとしたらまた頑張って！応援してるからね！ (2017年12月3日 16時) (レス) id: 246313809f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
