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_______血の匂いがする。
そういえば、目を逸らすことが多かったとふと思い出す。
てっきり羞恥からくるものかと思っていたが、確かにそれは何処かを見ていた。目の前にいる己ではない、何処かを。
_______
無理矢理意識をこちらに向かせたことも何度かあった。
その行為も一種の支配欲を満たす行為だったので、別段気になることでもなかったのだ。あまりしつこいと釘刺したが。
_______漣の下から、巨大なものが蠢く気配がする。
それがもし、己ではない人間を思い出す視線だったなら。
それがもし、己とは全く別のことを思う視線だったなら。
_______バクン！と音がして、揺蕩う気配が消えた。
ゾロの気が長くはないことは、あの一味なら誰もが知っている。もちろん、彼女は誰よりも。
「ねェゾロ、聞いた？昨日立ち寄った島で謎の血痕だって」
「ヘェ」
「物騒だよね〜、ウチ以外に海賊いたっけ？」
「海賊以外でも、やる奴はやるだろ」
「それはそうだね」
他人事のように、今朝あの島で急遽配られた号外片手に船旅を楽しむA。その隣でゾロは黙って刀の手入れをしている。
「そういやァ……昨日言ってた�猜吻瓩箸笋蕁�教えてもらおうか」
「え、いや、ゾロが気にするようなことでは」
「アイツは知れて、おれには言えねェことがあんのか？」
言外にそれは許さないと語る言葉に、グッと詰まるA。
ただ、分かるのだ。その�猜吻瓩蓮▲哨蹐砲箸辰討話詫襪眞詫襪憤�癖であることが。
何せ彼は、どんなときでも自分に目をやり視線を送り、絶対に意識の中から追い出すなと言い出す男なのだから。
少々重過ぎると言えるそれに絶句したのは、遠くない過去だ。なので、言えるはずもない。
「ほら」
まるで駄々をこねる子どもに優しく促すような言葉。だが、その裏にある烈火の如く燃ゆる感情のことごとくを知っている彼女は、無意識に口角を引き攣らせる。
チャキリと刀が鳴らした音が、不思議と耳についた。
ゾロは、彼女の過去を知らないことを嫌う。
彼女の表情も、言動の一欠片でも。
全てを知り、自分のものだと知らしめる。
過去は終わったこと。どうしようもない。
ならば、知っている人間は
シーツの海に溺れて愛られる姿ならば、より強くそう思う。自分だけが知ることではないのなら、自分だけが知る状況にすればいい。
つまりは、そういうことだろ？
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雅榴(プロフ) - アレンさん» ありがたいお返事ありがとうございます！私もゾロが好きなので、そう言って頂けるととても光栄です！ 普段はレスに返事はしないのですが、嬉しくてついしてしまいました笑 コメント、リクエストありがとうございました！これからもよろしくお願いします！ (2023年4月9日 23時) (
レス) id: 2b6c68b317 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - 雅榴さん» 返事が遅くなり申し訳ありません。最推しでして、いつか雅榴様のお話でこんなシチュのゾロが読んでみたいと思っていたのでついリクエストしてしまいました。笑 全然大丈夫です、書いて頂けるだけで嬉しいのでお気になさらず！！宜しくお願い致します。 (2023年4月9日 22時) (レス) @page40 id: 6328e5ff6e (このIDを非表示/違反報告)
オプチャのゆらち(プロフ) - 雅榴さん» ドロドロもぐちょぐちょも大好物ですので！！お願いします！！ (2023年4月7日 11時) (レス) id: 9ed78185c7 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - アレンさん» 4件目のゾロに驚いてしまいました！笑 あくまで私の解釈でのゾロになりますので手口が巧妙とはいえ頭がキレるとはまた違うようなものになってしまうかもしれませんがよろしいでしょうか？それでよければお受けさせて頂きます！ コメントありがとうございました！ (2023年4月7日 1時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - オプチャのゆらちさん» 確実に恋とかそんな可愛いものでは終わりませんが、大丈夫ですか？別のコメ欄と間違えてませんか？？ とはいえ、リクエストありがたいのでお受けさせて頂きます。スモーカーですね、了解しました。リクエストありがとうございました！ (2023年4月7日 1時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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