守るためだと嘯いて【ロシナンテ】 ページ23
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ーー盲目なエゴーー
コラソンには、何としてでも守らんとする女がいる。
幼いローは、己を蹴飛ばす乱暴なコラソンが穏やかな雰囲気で女のそばに座る姿を見た時、タチの悪い幻覚かと思った。
その人は、船長たるドフラミンゴにとっても切り捨てられない存在であると、ベビー5に聞いたローは彼女に興味を持った。
その中で驚いたのは、コラソンの方が過保護だったことだ。どちらかというとドフラミンゴの方が放任的で、他のクルーと似た対応をする。
女はどうでもいい世間話ばかりした。
その日の天気や野花の話、町で聞いた噂話。ローがコラソンにそんな話をしようものなら、一言目でゴミ山に蹴飛ばされておわりだろう。ローもくだらなすぎてまともに聞かない。
価値なんてあるはずのない話を、コラソンはまるで宝物かのように聞いていた。
その大きな体躯とファーのコートで周囲から彼女を隠して、これでもかと伸びた背骨を苦しそうなほどに曲げて。
ローにとってその光景は正直不気味だったが、何故だか数年前の己と妹の姿を思い出した。
くだらない支離滅裂な妹の話を聞いて、考えても質問してもやっぱり理解は出来なくて。それでも、今では愛おしくて一等大事なその時間を、不思議とローは思い起こしたのだ。
だからこそローは、コラソンにとって彼女は妹のようなものだと思い込んだ。
ローとコラソンが旅に出たとき、ローは聞いた。
連れてこなかった彼女のことが心配ではないのかと。
自分だったら、自分が望んだこととはいえあんな海賊の元に妹一人を残していけないからだ。
「大丈夫だ、安全な場所に隠してきた」
目を細めて笑うコラソン。幼いローは何処かに逃したのだと勝手に結論づけた。
「アイツを、Aをどこへやったッ！！！！！」
_______怒りのままに怒鳴るドフラミンゴの声を、聞くまでは。
「……安全な場所だ」
「安全？安全だと？！____おれの
幼いローは、何も知らなかったのだ。
ローにとってはロシナンテが、コラソンが、恩人だったから。
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雅榴(プロフ) - アレンさん» ありがたいお返事ありがとうございます！私もゾロが好きなので、そう言って頂けるととても光栄です！ 普段はレスに返事はしないのですが、嬉しくてついしてしまいました笑 コメント、リクエストありがとうございました！これからもよろしくお願いします！ (2023年4月9日 23時) (
レス) id: 2b6c68b317 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - 雅榴さん» 返事が遅くなり申し訳ありません。最推しでして、いつか雅榴様のお話でこんなシチュのゾロが読んでみたいと思っていたのでついリクエストしてしまいました。笑 全然大丈夫です、書いて頂けるだけで嬉しいのでお気になさらず！！宜しくお願い致します。 (2023年4月9日 22時) (レス) @page40 id: 6328e5ff6e (このIDを非表示/違反報告)
オプチャのゆらち(プロフ) - 雅榴さん» ドロドロもぐちょぐちょも大好物ですので！！お願いします！！ (2023年4月7日 11時) (レス) id: 9ed78185c7 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - アレンさん» 4件目のゾロに驚いてしまいました！笑 あくまで私の解釈でのゾロになりますので手口が巧妙とはいえ頭がキレるとはまた違うようなものになってしまうかもしれませんがよろしいでしょうか？それでよければお受けさせて頂きます！ コメントありがとうございました！ (2023年4月7日 1時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - オプチャのゆらちさん» 確実に恋とかそんな可愛いものでは終わりませんが、大丈夫ですか？別のコメ欄と間違えてませんか？？ とはいえ、リクエストありがたいのでお受けさせて頂きます。スモーカーですね、了解しました。リクエストありがとうございました！ (2023年4月7日 1時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
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