玖話 ページ9
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彼女は腐っても人の下につき、人の上に立った人間だ。どんな時であろうと感情に呑まれないよう務めろと、若き日の彼女に同じ中将であり歴の長い彼らは教え続けた。
どれだけ烈火の如く怒りに駆られても、足を止め俯かせるほどの絶望が襲おうと、自らの行動による影響力は常に考え続けろと。
現役時代幾度となく失敗した苦手なことだが忘れたことはない。
康イエが撃たれ、涙と笑い声に溢れる中にいても倒すべき相手を見失わなかったのはその教えだ。
感情を殺したのは誰か、康イエがこんな結末を迎えたのは誰のせいか、今の国を作り上げた元凶は誰か。
海軍時代、当時はまだ中将だった現在の赤犬から教わったことだ。
海賊は、頭を落とせば終わりである。どんな手を使ってもいい
____海賊如きに、慈悲なぞいらんのじゃぁ……！！
「うん、殺そう」
手始めに麦わら達の方に着くか。
潜入とか向いてないし。
あっけらかんと守る姿勢から攻めの姿勢へと移転した。もし、赤鞘の侍達の伝説の再来と共に麦わら達がカイドウと戦っているのなら勝機はあると断じたが故の即決である。
さて、改めてもう一度。
彼女の名はグランベール・A。
元は海軍本部中将の階位を務め、時に新世界の海賊連中も相手した若き精鋭。
支給されたナイフ一本と己の肉体のみで戦ってきた猛者である。
_____彼女が暴れる恐竜とおトコを抱えるサンジの元目掛けて走り出す
今現在はおこぼれ町を守る旅人。
だが時にはCPの訓練施設に乗り込み暴れ、時には訓練と称して大将にも拳を振るった女。
______高く跳び上がり、ニヤリと笑ってカカトを振り上げる
権力に準じながら権力に縛られず自由気ままに中将として生きた破天荒な女。入隊して脱退するその日まで彼女は上層部に頭痛をもたらし続けた。
それでも切り捨てられなかった将来の明るい精鋭は、いつしかこう呼ばれた。
「ここは私が請け負おう！さっさと行きなよ、麦わらの黒足くん！！」
「は！？」
「何者だ……！！」
_______海軍の、悩みのタネと。
「改めまして、私はグランベール・A！！
そんでもってお久しぶりです！ドレークさん！」
振り下ろされた足が恐竜と化したドレークの鼻先に食い込み地面に叩き落とされる。地面が凹んでヒビ割れ、ドレークの視界には火花が散った。
「あぁ、失礼。"ドリィさん"とお呼びした方が良かったかな？」
「ぐ、ぬぅ……！！！」
遠い日の元仲間に、彼女は
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リエ - いえいえ、お忙しい中ありがとうございます！ご無理せず体調には気をつけてくださいね！ (2022年1月25日 18時) (
レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - リエさん» コメントありがとうございました！ (2022年1月24日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - リエさん» コメントありがとうございます。少々私生活が忙しくなってしまったのと、戦いが始まってどう参戦するかで悩んでしまい更新できずにいました。もうしわけないです……_:(´ཀ`」 ∠): もうそろそろ落ち着いてきて更新しようと思っているので、もう少々お待ちください！ (2022年1月24日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新楽しみに待ってます！ (2022年1月21日 23時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2021年12月19日 20時
