肆拾話 ページ40
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「_______野郎共ォ〜〜！！
この退屈なガキの処刑に！！！面白ェ話を添えてやる！！！
聞け！！！『新鬼ヶ島』計画！！！」
男達の野太い雄叫びがこだまする。
痛めつけられたばかりの傷の痛みを必死で堪えながら、磔にされたモモの助はなんとか後ろを向こうとしていた。それに気付いたニコ・ロビンが密かに能力を行使。背後を盗み見た。
「っあれは……！」
「どうした？」
声をかけるジンベエにも返答しない。
ロビンが見たのは、カイドウ達の背後。血の池の上で横たわる、グランベール ・Aの姿だった。
時折血を吐いてむせている為、息はあるがいつ死んでもおかしくはない重症。ロビンはすぐさま言葉を飲み込み、チョッパーの現在地を予測しつつカイドウやクイーン達の隙を狙う。
「なんとか助けなきゃ……！」
＊＊＊
______________戦え
＊＊＊
「「「スナ〜〜〜ッチ!!!!」」」
「討ち入りだァ〜〜〜！！！」
赤鞘の侍達の下敷きになる形で落下するカイドウ。
刃が身体に突き刺さり、節々を抑えられた挙句遠い昔おでんに付けられた古傷が疼く。
事態を理解できぬまま、カイドウは諸共地下へ落ちた。
ドゴォオオオン！！
一気に宴の様相は消え、混戦していく戦場。
＊＊＊
______________戦え
＊＊＊
侍達も変装を解き、兵も集まり、ビッグ・マムも暴れ出した。麦わらの一味全員が揃ったところで一人、部屋の奥に倒れているAに気付いていたロビンがすぐさま構える。
「今のうちに……！」
＊＊＊
______________戦え、戦え戦え戦え戦え戦え。
「 戦 え 」
＊＊＊
「……っえ？」
「？ロビン？」
困惑したロビンの声に、背後にいたチョッパーが声をかける。周囲を警戒するために生やした耳が捉えたのは雄叫びではなく、気を失っていたはずの_____
ドガァアアン！！！
「ぎゃあああ！！」
「今度はなんだァ！？」
クイーン、キングの真横を飛んでいった巨大な瓦礫は乱闘していた男達の頭上へと真っ逆さまに落ちて行った。
二人が確認する前に間を通って飛び出した影が、周囲を飛んでいたギフターズ数名を一気に叩き落とす。
何名かの見聞色に引っかかりはするものの姿を明確に捉えきれない人智を超えたスピード。ロビンだけが気付いた。
「まずいわ！あの身体で、そのスピードは！」
「あれが誰か分かるのか、ロビン！？」
その目は、何も捉えていなかった。
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リエ - いえいえ、お忙しい中ありがとうございます！ご無理せず体調には気をつけてくださいね！ (2022年1月25日 18時) (
レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - リエさん» コメントありがとうございました！ (2022年1月24日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - リエさん» コメントありがとうございます。少々私生活が忙しくなってしまったのと、戦いが始まってどう参戦するかで悩んでしまい更新できずにいました。もうしわけないです……_:(´ཀ`」 ∠): もうそろそろ落ち着いてきて更新しようと思っているので、もう少々お待ちください！ (2022年1月24日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新楽しみに待ってます！ (2022年1月21日 23時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2021年12月19日 20時
