参拾話 ページ30
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「つまり……」
「2年前の俺は世間で言うルーキーだ。その俺ですらこの女の話はよく聞いた。そのくらい有名で型破りな海兵だった」
「んん〜、そ〜いうつもりはなかったんだけどね〜」
「結果的にやってることは全部規格外なんだよ」
見習いの頃に海兵と起こした揉め事は数十件に上り、いざ海兵になると階級も何も気にせず鍛錬を申し込み、骨折しようが何だろうが動き回って安静を知らない女海兵。
海兵にも海賊にも容赦がないと有名だった当時中将の赤犬の元に配属され、少し大人しくなったと思えばやはり暴れ回る。
いつかに赤犬はため息を吐き、海賊を捕縛したAの頭を黙って撫でると見せかけて全力で押さえ込んだという。手、腕、額に青筋が浮かんでいたと聞けば誰もが赤犬に同情したのは後にも先にもこの話だけだろう。
その内飽きて七武海やそこらの海賊、果ては隠されていたはずの
上層部が飲んだ薬の量は計り知れず。それでもメキメキと力をつける凄まじい才能をめげない無邪気さと強さで立証し続けてきたため、奇跡的に_____主に孫を持つ上層部や同僚に庇われ続けて_______海兵でいられた。
そしていつしか部下を持った彼女はその破天荒さも徐々に落ち着き、中将となる頃には将来大将となる未来もあるだろうと期待された精鋭となっていた。上層部は苦労が浮かばれたと本気で泣いたぐらいである。主にセンゴクが。
「……長くなった。話を戻すぞ」
軌道を戻したロー曰く、まずバカ2人が作戦を忘れて乗り込むだろうと。関係の薄い彼女は一瞬分からなかったが、頂上戦争を思い出して察した。
その二人を囮にし、錦えもんが言った作戦用の部隊も囮として送り込む。
「では『赤鞘』達はどう進む！？」
「海しかない！」
そのためにローは彼らと合流せずに潜水艇で海流をチェックしていたのだ。彼らの潜水艇は並大抵の海流の影響を受けないがここは新世界。念には念を押すべき世界だ。
その結果見つかった渦潮も潜水艇では回避出来るものであったし、なによりローの能力を使えばそのまま島内へ送れると彼らは判断した。
錦えもんと傳ジローは島を行く二つの部隊の先頭を務め、その他侍達は全ての体力をカイドウにぶつけると定めた。
「ん」
何やら遠くでどんぱち聞こえる、が、麦わらの一味と敵の悲鳴しか聞こえないので問題なしと断じて元々乗っていた船へと『月歩』で戻った。
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リエ - いえいえ、お忙しい中ありがとうございます！ご無理せず体調には気をつけてくださいね！ (2022年1月25日 18時) (
レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - リエさん» コメントありがとうございました！ (2022年1月24日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
雅榴(プロフ) - リエさん» コメントありがとうございます。少々私生活が忙しくなってしまったのと、戦いが始まってどう参戦するかで悩んでしまい更新できずにいました。もうしわけないです……_:(´ཀ`」 ∠): もうそろそろ落ち着いてきて更新しようと思っているので、もう少々お待ちください！ (2022年1月24日 20時) (レス) id: 7a47bd801a (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新楽しみに待ってます！ (2022年1月21日 23時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅榴
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2021年12月19日 20時
